野望ありマス

オリビエペリエ【著】

• 販売会社／発売会社: 東邦出版
• 発売年月日: 2008/03/11
• JAN: 9784809406812

商品レビュー

2022/07/31

ペリエ騎手の騎手としての自伝、過去に乗った日仏英の名馬についてなどが、非常に読みやすい文章でつづられている。翻訳の木村孝也さんも言葉遣いが上手いのだろう。
日本でのペリエ全盛期を体感した身としては、非常に興味深く、楽しく読めた。
また、新馬で連敗したステイゴールドについてG1級の素質があると書いていたのは、ほんまかいなと思う反面、本当にそうだとしたら凄い。

2014/05/27

ペリエは好きな騎手のひとり。騎乗の上手さはもちろん、底抜けに明るくていい。この本では、彼の思い出に残った馬やレースが綴られている。若くして凱旋門賞を3連覇するなど、思っていた以上に偉大な騎手だったんだ。日本の競馬のシステムやファンを凄く気に入ってくれていて、その理由を聞けばなるほどと幾分誇らしくなったりもする。最後に日本の馬場の悪さや、調教師の勉強不足をチクリと指摘してくれた。どれほど驚きの記述もないが、彼をそして競馬をますます好きにさせてくれる一冊。

2009/03/28

凱旋門賞3連覇、有馬記念3連覇など日本でも有名なオリビエ・ペリエの自叙伝的本。日仏の競馬の比較など、どちらの競馬界でも第一人者的ポジションにいるペリエだからこそ可能な意見や、過去に騎乗してきた名馬についてのエピソードなどなかなか興味深い内容であった。
エリシオ→パントルセレブル→サガミックスによる凱旋門賞3連覇時のエピソードや、シンボリクリスエスの威圧感などはペリエしか語れないだけに、競馬好きの人は読んでおいても損は無い1冊。