1,800円以上の注文で送料無料

翼あるもの(下) 文春文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫

翼あるもの(下) 文春文庫

栗本薫(著者)

追加する に追加する

翼あるもの(下) 文春文庫

480

獲得ポイント4P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 1985/05/25
JAN 9784167290054

翼あるもの(下)

¥480

商品レビュー

4.5

3件のお客様レビュー

レビューを投稿

2019/04/20

上巻より芸能界の裏の感じ。陰の部分がドロドロ。BL小説としては、痛みを感じて読みずらさが多い方かな。それでも短編の連続なので、すっと過ぎていくところはある。登場人物が主人公を除いて皆かっこいい。これが栗本薫が書きたくして書いたという小説の所以なのだろう。

Posted by ブクログ

2018/08/13

これは控えめに言って大傑作だった。森田透、美しい人。ここまで何もかも彼から奪える栗本薫の執念がすごい。あまりに哀れで可哀想で、読みながら「もうやめてくれ‥」という気持ちが止まらなかった。しかしここまで何もかも奪われ、追い詰められて、打ち捨てられているものを徹底的に描くことが、誰か...

これは控えめに言って大傑作だった。森田透、美しい人。ここまで何もかも彼から奪える栗本薫の執念がすごい。あまりに哀れで可哀想で、読みながら「もうやめてくれ‥」という気持ちが止まらなかった。しかしここまで何もかも奪われ、追い詰められて、打ち捨てられているものを徹底的に描くことが、誰かの何かを慰撫するのだろう、それも分かる。極めて慰撫の小説だった。 栗本薫の描くものはどこか手が抜かれているというか、急ぎ仕事の合間にこなした感があったりするものが多い印象だったが、少なくともコレは決定的に魂が込められているし、彼女にとって切実なものがあったし、何より丁寧に描かれていると感じた。終わりのないラブソングを読むよりコレを読む方がずっといい。森田透を救いたい。 あと、あとがきがとてもいいですね。非常に明快な自己解説になっているし、こちらもコミュニケーション不全症候群はまだしも、タナトスの子供たちのグダグダ語りよりはかなり真味のある内容になっていると思う。

Posted by ブクログ

2011/06/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

栗本薫がBL(boy's love)小説を書いていたという話は聞いた事があったが,手に取ったことがなかった。 栗本薫が,透明感のある主人公が好きだという事は,伊集院もので感じていた。 本書で、その根底にはBLものがあるのだということが分かった。 栗本薫の愛読者なら必読だろう。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品