シンクライアントが変える企業ITインフラ セキュリティ強化とコスト削減を実現

松本光吉【著】

• 販売会社／発売会社: 日経BP社/日経BP出版センター
• 発売年月日: 2008/02/12
• JAN: 9784822262198

商品レビュー

2014/10/12

一時のブームは少し過ぎた感もあるシンクライアントの概要から企業での導入事例まで分かりやすくまとめられている。
改訂版ということで、前版はかなり前から出ていたらしい。
個人的には大変参考になったが、あまり売れないだろうなという気がする。

2014/04/09

2014年4月9日読了。HPの執行役員の著者による、2008年時点のシンクライアントの思想・技術とその使われ方の実態、留意点など。シンクライアントの登場は、MicroSoftへのアンチテーゼとして登場したOracleのNC（Network Computer）とのことだが、サーバー・クライアント機器、通信技術などをリードしてきたのはHPである、との自負がにじむ。（実際、そうなのだろうが）数あるシンクライアントの実装方式の中では、ログイン時にクライアント端末と1対1接続を行うブレードPC方式がすぐれている、としているが、シンクライアント・システムとは「TCOは削減、セキュリティも向上、拡張性も確保でガッハッハ」という単純なものではなく、ユーザー企業がどういう業態で、現状の何を改善したくて、それに当たり何がネックになるのか？について十分に検討したうえで実装方式を決定すべきもののようだ、当たり前の話だが。実際、HPが手がけた実例の中では部門や利用するパッケージソフトの種類に応じて別方式のシンクライアント・システムを採用するなどの例も挙げられている。時代もあり技術的には携帯電話などのモバイル端末のシンクライアント化は難しい、としているが、2014年の現在はどうなっているのだろうか。

2011/07/24

シンクライアント。
言葉だけで知っているつもりになっていたけど、
正直、突っ込まれると怪しい自分のスキル。

お客様のハードウェアの更改と合わせて、
シンクライアントの導入の検討に入ったものの、
メリットやデメリットを説けないのでは…まずい。。。

ということで、購入した１冊。
2008年の改定ということで、少し古いけども、
シンクライアントの方式の種類や、
メリット、デメリットを整理するうえでは、
大変読みやすく、有効な書籍でした。
導入事例も具体的で大変参考になりました。

ただ、技術的な要素は少ないので、
入門書、あるいは、提案活動向けという感じでした。

第１章 シンクライアントとは
第２章 シンクライアント導入のメリット
第３章 シンクライアントの適用領域
第４章 導入企業の事例
第５章 シンクライアントの実装方式
第６章 シンクライアントを支える技術
第７章 シンクライアント・システムの運用例
第８章 企業ＩＴインフラ変革の時