商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2006/07/06 |
JAN | 9784198924553 |
- 書籍
- 文庫
北の黄金
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
北の黄金
¥628
在庫なし
商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
江戸時代初期の蝦夷を舞台にした黄金伝説 火山の噴火により露出した金塊が埋没してお終い 中身は盛りだくさんではあるが、平易で読みやすいだけ
Posted by
寛文9年、アイヌと和人が交易を始めたばかりの時代。魔の山に眠る金山を求めて 幕府隠密千早武四郎一行は蝦夷地北海道へ踏み込む。舞台設定や主人公は時代小説 のものでもこれは冒険小説、それも今時珍しいオーソドックスな秘境冒険活劇 である。田中光二は過去に秘境冒険小説を幾度も書いて...
寛文9年、アイヌと和人が交易を始めたばかりの時代。魔の山に眠る金山を求めて 幕府隠密千早武四郎一行は蝦夷地北海道へ踏み込む。舞台設定や主人公は時代小説 のものでもこれは冒険小説、それも今時珍しいオーソドックスな秘境冒険活劇 である。田中光二は過去に秘境冒険小説を幾度も書いてきた作家でお膳立ては しっかりと揃っている。なのに作品の分量が少なく文章が軽いから冒険小説の 重厚さ、醍醐味がなくてさびしい。仕掛けが膨らんでいかずコンパクトなまとまりを 見せただけで終わってしまう。文庫書下しで本格的な冒険小説を期待するのはやはり 無理だったか。題材は良いと思うんだけどなあ。活きの良い魚が回転寿司に変わって いくのを見たような気分だ。
Posted by