商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2008/01/28 |
JAN | 9784101285214 |
- 書籍
- 文庫
五能線の女
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五能線の女
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ある浮気調査を弁護士を通じて依頼された私立探偵が成功報酬を受け取り、かねて行きたかった五能線の旅に出る。そこで乗り合わせたのが浮気調査で依頼人(写真では見たことあるが弁護士を通じてだったため本人は知らない)だった。その依頼人が旅行中に殺害された。そのとき。浮気調査の時の弁護士から電話が来てその殺害現場で調査をしていると青森県警が来て逮捕されてしまった。誤認逮捕だが警察は掛け合ってくれない。東京でも殺人事件が起きて、十津川警部などが五所川原に入る。そして事件を解明していくが・・・ 実際にここがすごいと思ったのは鉄道ファンでもあまり解らない時刻表テクである。 リゾートしらかみ3号はこの本が書かれたときは確かに「蜃気楼ダイヤ」というのがあった。 このダイヤ変則はリゾート特急にはありがちで、目的地まで言った後、逆戻りし、またそこに戻ってくるというもの。 後から調べた話、深浦駅は塩害のため列車が止められない駅であることが別の書物で発見した。 そんな背景からこのリゾートしらかみは蜃気楼ダイヤを行っていることもわかる。 この蜃気楼ダイヤに気がつくのは果たしているか?と思うくらい難関な問題だった。 西村さんだから考えられた話でないかな?とは思いますね。 そんなところから面白かったです。
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ある男の素行調査を、弁護士を名乗る女性から依頼された私立探偵・橋本。ある日、五能線を走る列車内で殺人事件が発生。そこで橋本は、罠に嵌められていることを知る。その後も立て続けに起きる連続殺人、橋本の運命は・・・。
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トラベルミステリーの大御所、西村京太郎先生の作品を、実は本で読んだことがなかったことに今頃気がついて、何から読もうかなぁ~と古本屋さんにずらりと並ぶタイトルを見ていたら、「五能線の女」というのがあったので、迷わずこれに決めました。 実は先日、20年ぶりに五能線に乗ってきたばかりだ...
トラベルミステリーの大御所、西村京太郎先生の作品を、実は本で読んだことがなかったことに今頃気がついて、何から読もうかなぁ~と古本屋さんにずらりと並ぶタイトルを見ていたら、「五能線の女」というのがあったので、迷わずこれに決めました。 実は先日、20年ぶりに五能線に乗ってきたばかりだったからです! 西村京太郎ものといえば、土曜ワイド劇場など2時間モノを子供の頃に見ていたイメージが残像としてあるので、もっと、男女の愛憎がドロドロ渦巻く世界に時刻表トリックなどがからむ、重た~い作品なのかしらと勝手に想像しながら読み始めたら、意外にも軽妙で、ドロドロ感がまったくないので、こりゃいいわ~とさらさら読めました。 今回の事件は、鉄道ファンの聖地ともいえる五能線を舞台に、元・刑事の若い私立探偵の兄ちゃんがあっさりと素人の罠にかかり、それを助けようとした私立探偵仲間のお姉さんも手玉に取られるというストーリー・・・ もう、あんたたち、なんて無防備なのよ~!とつっこみたくなるような展開にやきもきさせられますが、悪人のしわざを描いていてもどことなくワルにはなりきれていない人間像の描き方が、ほっとする作家さんなんだなぁと思いました。 まあ、何人か殺人事件が起きてしまうので、ちょっとどんよりはしますけど・・・ ミステリーだからしょうがないっつうの。 話の中で、十津川警部が事件の足跡をたどって五能線で旅をするシーンがあるのですが、やたらと「昔はこの路線はこうだったんだ」とか「五能線は有名になりすぎて、昔の素朴な感じがなくなった」とかいうくだりが多く、もぉ、本当はそれがいちばん書きたかったんでしょー!と西村先生の背中をバンバンしたい気持ちでした。 実はわたしもそう思うくち・・・ 20年前に乗った五能線はもっとベタな地方路線だったんだもーん。 でも今の五能線でないとこのトリックは成立しないもんね♪ しかし、あの路線でこんなにたくさん事件がおきたらいやだろう・・・
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