商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2007/12/28 |
JAN | 9784062759151 |
- 書籍
- 文庫
異邦人(上)
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異邦人(上)
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商品レビュー
2.9
31件のお客様レビュー
ミステリーというより人間の精神状態を描写した本。 全員が全員正常ではない。家庭環境が崩壊している。 検視官になる人達の動機を調べたくなった… 精神異常故、キャラクターは個性豊かで面白い。 作品として読むには人間らしさを感じられ楽しいが、一歩退けば小さな異常世界で生きている人達で...
ミステリーというより人間の精神状態を描写した本。 全員が全員正常ではない。家庭環境が崩壊している。 検視官になる人達の動機を調べたくなった… 精神異常故、キャラクターは個性豊かで面白い。 作品として読むには人間らしさを感じられ楽しいが、一歩退けば小さな異常世界で生きている人達である。
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※このレビューにはネタバレを含みます
このシリーズは、必ずしも真犯人が最初から出てくるわけではなくて、「ええ?誰それ?」な人が最後に出てきて犯人だったりするから、謎ときに主眼を置いているわけではないことは重々わかっているのだけど、やっぱり「こいつが犯人か?」なんて目星をつけながら読んでしまう。 だって、今回の事件はイタリアが現場なんだよ。 そして、いろんな人物がアメリカとイタリアを行ったり来たりしている。 とすると、その中に犯人がいるのでは?って思っちゃうんだよね。 作者の掌の上で踊らされているんだろうけれど。 そしてやっぱりケイはイタリア男に言い寄られ、ベントンはそれに対してあからさまに嫉妬する。 ベントン、もっと大人だったのでは? 仕事に私情を交える男ではなかったはずなのに。 そしてマリーノ。 いよいよダメなやつに成り下がっていく。 ケイの気を引くためにやるあれやこれやは底が浅く、まるで子どものかまってちゃん。 酒を浴びるように飲み、大した仕事もしないでケイにぶら下がっている。 ケイもそんなマリーノを見捨てることができない。 それって共依存なのでは? アメリカ南部に個人で事務所を抱えることになったケイは、以前より格段に生活レベルが落ちているはずだけど、相変わらず世界を股にかけた活躍ぶり。 世のなかはケイ・スカーペッタを中心に回っているのか。 そして、脳に腫瘍を抱えるルーシーは、もはやマリーノの監視以外何をしているのか不明である。 なんというか、世界を股にかけた仕事ぶりの割には小さな人間関係で、ねちねちと話が進んでいくんだなあ。 ああ、苦手だ、こういうの。 もうちょっと事件や捜査に力を入れて書いてくれないかなあと思いつつ、下巻へ続く。
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今更ながら長年も放置しておいて読了。思い出したら急にいつもの登場人物たちが気になって読み出した。今回は海外も舞台になっていて、新たな登場人物たちがいけ好かない感じで、空間的にもこじんまり感が損なわれているのが好みではなかったし、内容も複雑でいつもに増してグロテスクで読むのがしんどかった。マリーノの一件はとても残念だけど同情票を1票。結局、私自身が身内的な感情移入してるのかも。必ず立ち直ってまた昔のような日々を取り戻して欲しいと祈る気持ちでいる。やっぱりまたこのシリーズ大好きだと思った!再開しよう!
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