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水になった村 ダムに沈む村に生き続けたジジババたちの物語
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水になった村 ダムに沈む村に生き続けたジジババたちの物語

大西暢夫【著】

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水になった村 ダムに沈む村に生き続けたジジババたちの物語

1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 情報センター出版局
発売年月日 2008/01/13
JAN 9784795847927

水になった村

¥1,760

商品レビュー

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2023/06/22

岐阜県徳山村。小学2年生の時、まだ廃村前の村を訪れたことがある。2002年ごろはダム完成直前、翌年の湛水直後、ダム運用開始後など何度か足を運んだ場所なので、感慨深い。 後年、その下流で国体が開催されカヌーコースができ、時折遊びに行くことになるとは、不思議な縁を感じる。 face...

岐阜県徳山村。小学2年生の時、まだ廃村前の村を訪れたことがある。2002年ごろはダム完成直前、翌年の湛水直後、ダム運用開始後など何度か足を運んだ場所なので、感慨深い。 後年、その下流で国体が開催されカヌーコースができ、時折遊びに行くことになるとは、不思議な縁を感じる。 facebookへの投稿再掲。

Posted by ブクログ

2015/12/01

徳山村がダムに沈むまでを10年以上かけて記録し続けた本著。本にならなければ人々の記憶から簡単に消えてしまいそうな、村の人々のささやかな日常の記録が、かえってダムに沈んでしまう現実を突きつけてくる。

Posted by ブクログ

2015/08/19

シンプルに、ストレートに、ピュアに、徳山村のコアな暮らしぶりを伝える。 ダムに賛成、反対とかをとりあえず超えているのがよい。 著者がはじめに語るように、まさに村を自身が訪ねているように感じられる、旅したくなる本。 のびやかで、でも時たま力のこもる文章は、写真にも負けずに惹き込ん...

シンプルに、ストレートに、ピュアに、徳山村のコアな暮らしぶりを伝える。 ダムに賛成、反対とかをとりあえず超えているのがよい。 著者がはじめに語るように、まさに村を自身が訪ねているように感じられる、旅したくなる本。 のびやかで、でも時たま力のこもる文章は、写真にも負けずに惹き込んでくる。 良くも悪くも、ダムは、水没する地域の人々にとって、「生活の一部」であると思った。 悪い意味でダムは生活の一部であって、つまり、人々にとってダムのことに向き合うことなくして現在や将来の生活は考えられなくなる。移転後にも周囲の目等がきになる等、やはりダムから逃れられない。 一方、よい意味でダムは生活の「一部」でしかなく、暗い気持ちになることなく、やはり明るく山や畑にむかう人々がいたのだとも気づける。 わりと淡々と村の様子の記述・写真が前半は続くが、後半あたりから、著者大西と村の関係が濃密になり、同時にダムをとりまく状況が進展してくるという、動きのある展開になってくる。 そうした中での、メディアとの関係とか、水資源機構(事業者)との関係なども、臨場感を伝えるポイントである。展覧会を訪れたテレビ局記者を案内したり、湛水スタートでの大勢の記者にむけられた一定の嫌悪感とか、水機構にネガティブな思いを抱きつつもその後関係を築き貯水池内の写真を撮っていたり。 同時に、じじばば達が移転したりこの世を去ったりしていくのも、象徴的な展開。

Posted by ブクログ