商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2007/12/20 |
JAN | 9784309018416 |
- 書籍
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短歌の友人
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短歌の友人
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商品レビュー
3.7
18件のお客様レビュー
穂村さんはエッセイばかり読んでいたので、初短歌の本。 小説などの散文を圧縮した詩や俳句、短歌は、解凍方法がわからず敬遠されがちである。穂村さんの文章が好きだから敷居の高い短歌におずおず一歩足を踏み入れた、記念すべき作品である。 ぞろりと並ぶ短歌は、最初あまり読む気がしなかったが...
穂村さんはエッセイばかり読んでいたので、初短歌の本。 小説などの散文を圧縮した詩や俳句、短歌は、解凍方法がわからず敬遠されがちである。穂村さんの文章が好きだから敷居の高い短歌におずおず一歩足を踏み入れた、記念すべき作品である。 ぞろりと並ぶ短歌は、最初あまり読む気がしなかったが、ひとつひとつ穂村さんの解説があるとなるほどなるほどとわりとスッキリ読めた。随所に現れる穂村節は健在。やっぱりおもしろい。自前の解凍力を身につけるために、経験を積みたい。 「普通の人達」とはちょっと違う頭を持った詩人とは違い、歌人の頭は庶民、ハートは超庶民、だそうだ。たしかに、圧縮はされているが、小難しいものばかりではない。多くの作品は、日常のリアルが詰まっている。こんなものが、歌になるのか。 短歌は、ことばが圧縮されているからこそ、助詞ひとつ、言い回しひとつがとても大切になる。今話題のブログの書き方…云々よりも、短歌の解凍と圧縮した韻文の勉強をする方が、よっぽど自分らしい表現へ近づくのではないか。そう思い、今度短歌の会に参加してみることにした。リアリティの持った歌を、私も作ってみたい。ぐふふ。 —————————————————— 歌に関してはひとりひとりが自分の進める方向に<踏み込む>ことしかできないというのが私の実感である。そして自らの<踏み込み>の意味は、どのような作者にとっても自分ひとりでは把握しきれないものなのではないか。 だからこそ作歌を通じて明らかになる未知の<私>が、読みによって他者の<私>を潜るという双方向のコミュニケーションが意味を持つのだろう。 表現に人間が直結して、それに関わる者同士の存在の対峙になるような詩型の特性をうっとうしいものと感じることもあるが、それによって結果的に未知の<私>が照らし出されるのは、こわいがやはりいいことだと思う。
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ニューウェイブ歌人・穂村弘による短歌論や歌人論。歌人としてだけでなく、評論家としても優れていることがわかる。特に言葉に関する感覚が鋭いのはさすがだ。中で引用されている若い歌人たちの歌にも興味を持った。なぜ彼らは、ああも切実で孤独なのか。一方で若者に人気のアニソンの前向きさを思うと...
ニューウェイブ歌人・穂村弘による短歌論や歌人論。歌人としてだけでなく、評論家としても優れていることがわかる。特に言葉に関する感覚が鋭いのはさすがだ。中で引用されている若い歌人たちの歌にも興味を持った。なぜ彼らは、ああも切実で孤独なのか。一方で若者に人気のアニソンの前向きさを思うとき、若い人たちの気持ちをどう理解すればいいのだろうと考えてしまう。
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短歌論は難しい。 秀歌と言われる歌でも、私にはどこが良いのかわからない。 いろんな人の歌が見れるからいいかなと思ったけど、同じ歌が何度も出てくる。
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