語りかける花 ちくま文庫
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語りかける花 ちくま文庫

志村ふくみ【著】

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語りかける花 ちくま文庫

1,045

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2007/11/09
JAN 9784480423962

語りかける花

¥1,045

商品レビュー

4.7

7件のお客様レビュー

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2023/07/29

自然から色をいただくということ。 色というものは元々、むせかえるような植物の香りや、樹皮を剥いだり、花を摘んだり、五感にもっと近いものだったのだなと気づかされました。 「染め」のはなしを通して、生き死にのことまで、深く思考するきっかけとなります。 美しい文章にどっぷりと浸かりたい...

自然から色をいただくということ。 色というものは元々、むせかえるような植物の香りや、樹皮を剥いだり、花を摘んだり、五感にもっと近いものだったのだなと気づかされました。 「染め」のはなしを通して、生き死にのことまで、深く思考するきっかけとなります。 美しい文章にどっぷりと浸かりたいとき、とてもおすすめです。

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2022/09/07

登場する著作・著者 谷崎 潤一郎:蘆刈 ブレーク:無垢の歌、経験の歌、セルの書 柳田国男:妹の力 白洲正子:老木の花 柳宗悦 幸田露伴 幸田文 シュタイナー 小林秀雄 西行:山家集 :さむがりやのサンタ 本居宣長:玉勝間 紫式部:源氏物語 谷崎潤一郎:陰翳礼讃 ギリシャ神話 リル...

登場する著作・著者 谷崎 潤一郎:蘆刈 ブレーク:無垢の歌、経験の歌、セルの書 柳田国男:妹の力 白洲正子:老木の花 柳宗悦 幸田露伴 幸田文 シュタイナー 小林秀雄 西行:山家集 :さむがりやのサンタ 本居宣長:玉勝間 紫式部:源氏物語 谷崎潤一郎:陰翳礼讃 ギリシャ神話 リルケ:マルテの手記 リルケ:オルフェイスへのソネット 大岡信編:日本の色 古今和歌集 大岡信:言葉と力 白洲正子 夏目漱石:それから ホイットマン 真壁仁:紅花幻想 加藤藤九郎:土と炎の迷路 上村松園:青眉抄、人生の花 宮沢賢治:雁の童子 三島由紀夫:日本文学小史 タゴール シュタイナー:色彩の本質 片山敏彦:心の遍歴、ときじく ロマン・ロラン ヘルマン・ヘッセ 道元 登場するクラシック ワーグナー:楽劇「パルジファル」 アルヴォ・ベルト:ヨハネ受難曲 六十の手ならいというのは、六十歳になって新しいことを始めるという意味ではなく、今まで一生続けてきたものを、改めて最初から出直すことだと言う。 平凡を非凡に務める 真実一路の旅なれど 真実、鈴ふり、思い出す

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2018/02/18

京都東山の朝焼けの光景、近江八幡の琵琶湖の向こうに沈む夕日、そんな自然の景観を言葉で写し取ろうとする姿勢には、筆者が自然の樹木や草花から染色するための「色をいただく」作業に通じる確かな観察眼がある。 個人的には、雪国の中学生との交流が書かれた「藤原の桜」をたいへんおもしろく読んだ...

京都東山の朝焼けの光景、近江八幡の琵琶湖の向こうに沈む夕日、そんな自然の景観を言葉で写し取ろうとする姿勢には、筆者が自然の樹木や草花から染色するための「色をいただく」作業に通じる確かな観察眼がある。 個人的には、雪国の中学生との交流が書かれた「藤原の桜」をたいへんおもしろく読んだ。 筆者の染めた糸で織られた衣装の展覧会などがあれば、ぜひ見てみたい。

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