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白痴・二流の人 角川文庫1192
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白痴・二流の人 角川文庫1192

坂口安吾(著者)

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白痴・二流の人 角川文庫1192

572

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川グループパブリッシング
発売年月日 1983/09/01
JAN 9784041100011

白痴・二流の人

¥572

商品レビュー

3.6

21件のお客様レビュー

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2023/12/15

どんなに世界に呼びかけても世界は応答をせず、救いやチートも与えてくれない。それが徹底的にわかってる深い絶望。安吾の描くこの絶望はなぜか清々しいものが感じられて、人生なんてそんなもんだと悲嘆した心に快い風が吹き抜けるような気分になる。 個人的に「二流の人」と「紫大納言」はそれを感じ...

どんなに世界に呼びかけても世界は応答をせず、救いやチートも与えてくれない。それが徹底的にわかってる深い絶望。安吾の描くこの絶望はなぜか清々しいものが感じられて、人生なんてそんなもんだと悲嘆した心に快い風が吹き抜けるような気分になる。 個人的に「二流の人」と「紫大納言」はそれを感じて本書のなかではお気に入りの部類でした。 黒田官兵衛/如水のイメージは戦国BASARAのせいで運のない男という感じなんだけれども、二流の人の黒田如水もやはり天運に恵まれない男という風に思う。天下への気力や智力をもっていながら、天下に挑む挑戦権すら手に入らなかった。もう本当に茶番としか思えないが、その姿は秀忠が感じるように純朴な美しさを携えて視える。本当に悪くない虚脱感に包まれた読後感でした。

Posted by ブクログ

2021/12/22

・青鬼の褌を洗う女 懐かしさと幸福感にあふれているのに、読み終わった後なにか喪った感じがする。サチ子は永遠の憧れ…ラスト2ページ鳥肌 「つまり頭でききとめて考えるということがなくなったのだから、匂いというのは、頭がカラッポだということなんだろう。」 意識のすべてが体の隅々まで行...

・青鬼の褌を洗う女 懐かしさと幸福感にあふれているのに、読み終わった後なにか喪った感じがする。サチ子は永遠の憧れ…ラスト2ページ鳥肌 「つまり頭でききとめて考えるということがなくなったのだから、匂いというのは、頭がカラッポだということなんだろう。」 意識のすべてが体の隅々まで行き渡ればいいのになー、指や、足や、歯で考えたい、生きたいと切におもう!!

Posted by ブクログ

2018/07/30

独特のリズムで書かれていて、好き嫌いが分かれそう。 読みやすいものもあれば、わかりづらいものもあり、、という印象です。

Posted by ブクログ

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