ニュートンの宗教 叢書・ウニベルシタス873

フランク・エドワードマニュエル【著】, 竹本健【訳】

• 販売会社／発売会社: 法政大学出版局
• 発売年月日: 2007/11/05
• JAN: 9784588008733

商品レビュー

2011/12/04

ニュートンといえば重力発見で有名であり、彼はその他、錬金術師、絶対時間（親時計）の提唱者、ロンドン王立協会のトップであるが、さらに宗教者としての側面があった。

科学と宗教は対立するものだと思っている人には、偉大な科学者ニュートンが同時に宗教者であったとは不思議な感じも覚えるかもしれないが、神が創ったこの世界の構造を解明することと信仰とは矛盾しない。様々な顔を持っている人だという理解が正しい。

ニュートンが2060年に世界が滅ぶと予言しているらしいが（本書に書いてある）、こういうことに興味がある人は一読してみてはいかがか。解説も丁寧に書かれてある。

2009/12/14

ニュートンの信仰、キリスト教徒としての態度を特徴付けるのは、プリンキピアの注釈からも知られるように、人格的な神への信仰である。
彼の宗教的論文・手稿からは、彼の宗教的思想が彼の科学的研究程大きな影響をもたらすもの・独自で偉大なものであった事が窺われるわけではないが、彼の科学的精神と宗教的精神が何等対立するものではなく、聖書と自然という二つの書物は同等の価値を持つものと彼が考えていた事が知れる。

あとどうでもいいけどああなんかふらんすじんがかいたっぽいぶんたいっていういんしょう。