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国境を越える 滞日ムスリム移民の社会学
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国境を越える 滞日ムスリム移民の社会学

樋口直人, 稲葉奈々子, 丹野清人, 福田友子, 岡井宏文【著】

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国境を越える 滞日ムスリム移民の社会学

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青弓社
発売年月日 2007/10/21
JAN 9784787232786

国境を越える

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2022/06/03

2007年私が初めてイランを訪れた時、街中には日本語があふれていた。こちらが日本人と分かると、元・出稼ぎ日本人がわらわらと近づいてきては、「シャチョウサン、シツレイシマス、オツカレサマデス」と、遠き日に覚えた日本語を披露してくれた。 本書はイラン、バングラデシュ、パキスタンから...

2007年私が初めてイランを訪れた時、街中には日本語があふれていた。こちらが日本人と分かると、元・出稼ぎ日本人がわらわらと近づいてきては、「シャチョウサン、シツレイシマス、オツカレサマデス」と、遠き日に覚えた日本語を披露してくれた。 本書はイラン、バングラデシュ、パキスタンから日本に出笠木に来た人々を対象としたものである。各章は基本的に取材を中心に構成されており、出稼ぎにきた一人一人の人生が文章からにじみ出てきている。 2016年、私が駐在でイランを訪れた時、2007年にはそれこそ街中にいた元出稼ぎイラン人とは、なかなか出会えなくなっていた。高齢化が進んだことが原因ではないかと考えられる。 両国をつなぐ大切なキズナが、徐々に薄れてしまう寂しさが吹き抜けた。

Posted by ブクログ

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