商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2007/10/25 |
JAN | 9784122049222 |
- 書籍
- 文庫
幻覚(下)
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
幻覚(下)
¥607
在庫なし
商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
医療小説として読むから違和感を感じるだけかなと考え直す。上巻では気づかなかったが 内面と外見の対比だとかは嫌いじゃない、でも医療現場を舞台にする意味、色んな疾患を逐一解説しつつ登場させた意味は未だ分からず。カウンセリングの件もただの気紛れかな。 狂った精神科医というただ一点を強調したいだけなのだろうか、一般的にはショックなのだろうか、狂った精神科医。 美しすぎる女の闇、というテンプレートの感もある。あとは単に医師看護師関係が私的すぎて気に入らないだけかも 先生は躁というがバイポーラーっぽさはどうだろうか、パーソナリティもありそう
Posted by
美貌の女医と父親との関係。 人として壊れてしまっている先生が患者を廃人同然にしてしまう 他の女性からは1番嫌われるタイプだろうな
Posted by
リアリティを追求するという事は、共感できる実体験に近いか否かという尺度ではあるまいか。例えば、この小説に登場するような経験や嗜癖を持つ人物が身の回りにいたか。ゲイの人間が学年に一人いたかいないかで、ゲイの織り成すストーリーに共感し易くなり、リアリティを感じ易くなる。然して、この小...
リアリティを追求するという事は、共感できる実体験に近いか否かという尺度ではあるまいか。例えば、この小説に登場するような経験や嗜癖を持つ人物が身の回りにいたか。ゲイの人間が学年に一人いたかいないかで、ゲイの織り成すストーリーに共感し易くなり、リアリティを感じ易くなる。然して、この小説に登場する女医のパターンはどうか。少なくとも、私は、まず接した事のない人物像だ。だから、リアリティには程遠く、しかし、だからこそ小説による疑似体験が面白いのかも知れない。そうなると合理性という観点ではその人物の行動が読めない。考えてみれば、そもそも猟奇殺人なども全く共感できない場合があるわけで、共感はしないが、リアリティとしては、それで良いのかも知れない。共感の受け皿を増やすことに読書の醍醐味があると考えるからだ。 エンターテイメント性だけではなく、そうした点からも楽しめる小説である。
Posted by