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弘海 息子が海に還る朝 朝日文庫
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弘海 息子が海に還る朝 朝日文庫

市川拓司【著】

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弘海 息子が海に還る朝 朝日文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞社
発売年月日 2007/10/09
JAN 9784022644206

弘海

¥550

商品レビュー

3.7

19件のお客様レビュー

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2023/10/05

最初は、弘海くんが病気で亡くなっちゃう話かと思い、騒ついた気持ちで、読み進めてたけど、ひとりの少年の巣立ちの話なんですね。とても読み易い本だったけど、あたたかく、爽やかで、とても好きな感じです。決して裕福な家庭ではないけど、とても深い夫婦愛、親子愛、兄妹愛、友情に、感動し、涙しな...

最初は、弘海くんが病気で亡くなっちゃう話かと思い、騒ついた気持ちで、読み進めてたけど、ひとりの少年の巣立ちの話なんですね。とても読み易い本だったけど、あたたかく、爽やかで、とても好きな感じです。決して裕福な家庭ではないけど、とても深い夫婦愛、親子愛、兄妹愛、友情に、感動し、涙しながらの読了となりました。

Posted by ブクログ

2022/09/28

弘海の初恋を綴ったノートを読んだときの、お父さんお母さんの優しさに救われた。 なんて幸せな小説だろう、、

Posted by ブクログ

2020/11/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

市川さんの小説は恋愛ものが多いなかで、今作の主なテーマは家族愛。 独特の表現方法、ゆったりと進むストーリーのテンポ、変わらぬ市川ワールドが広がっていました。 また、彼の作品に出てくる登場人物は「ユニーク」な人が多いなかで、今作の主人公の弘海や弘海の父親、友人の公太も「ユニーク」な世界の住人の一人。 《別に急ぐ必要はないさ。どんなに嫌がったって、いずれは大人になっちゃうんだから》 《人より少し遅れているように感じても、それがきみのペースなんだからって》 そのような「ユニーク」な人々を今作でも彼の言葉がそっと優しく包み込んでいる印象。 弘海の胸に出来た傷をきっかけに展開していくこの話。 SF要素を含んだその傷に、読者に一抹の不安のワクワクを持たせながら話は展開していく。 他の方が仰っていたように、残念なのがタイトルの副題などでそれ以降の大体の展開が読めてしまうところ。 しかし、互いに信頼し、愛し合っている家族が別れのときに向けて、決心を固めていく様子を、まるでその家族の一員になった感覚で見守ることができるとてもあたたかな作品だと思いました。 そして、いつまで経っても親離れ・子離れができない家族や、逆に家族のなかにいても「孤」を感じてしまう現代だからこそ、この家族から感じるものは何か心をあたたかくしてくれるのではないかと感じました。

Posted by ブクログ

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