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山椒魚・屋根の上のサワン 日本の文学16
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山椒魚・屋根の上のサワン 日本の文学16

井伏鱒二【著】

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山椒魚・屋根の上のサワン 日本の文学16

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 金の星社
発売年月日 1976/01/01
JAN 9784323007960

山椒魚・屋根の上のサワン

¥990

商品レビュー

4.5

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2014/09/11

1982年、金の星社より刊行された井伏鱒二の作品集。 「屋根の上のサワン」(1929)「鯉」(1928)「山椒魚」(1929)「休憩時間」(1930)「朽助のいる谷間」(1929)「遙拝隊長」(1950)「さざなみ軍紀」(1937)収録。 付録として、まえさわあきら氏の「作品にふ...

1982年、金の星社より刊行された井伏鱒二の作品集。 「屋根の上のサワン」(1929)「鯉」(1928)「山椒魚」(1929)「休憩時間」(1930)「朽助のいる谷間」(1929)「遙拝隊長」(1950)「さざなみ軍紀」(1937)収録。 付録として、まえさわあきら氏の「作品にふれて」と涌田佑氏の「作者にふれて」、鱒二の年譜が収録されている。 本書を開いてすぐに井伏鱒二氏の写真がある。私はこの時、初めて鱒二氏の顔を見た。そして、この人が「山椒魚」を書いた人であることに、とても納得した。岩屋に閉じ込めれた山椒魚の話は、どこかユーモアと悲しみと、思いやりの温かさを感じさせる。この作品の最後の蛙の台詞、「今でもべつにお前のことをおこってはいないんだ」。この言葉から、山椒魚の岩屋から出ることのできない人生への憐れみ、同情、そして何よりも温かみを感じた。この先に余計な出来事や山椒魚の台詞は書かれていない。なぜ、蛙がこのような台詞をいったのか、その理由は私にはよくわからなかった。しかし、この台詞の温かみは十分に感じることができた。そして、その温かみは、井伏氏の写真からも伝わった。 「さざなみ軍記」は、きちんと理解できなかったので今度読む機会があったらしっかり読みたい。

Posted by ブクログ

2013/09/13

不思議な味わい。 最後の蛙の台詞が、何やらけばけばささくれ立った胸の奥のどっかを撫でてくれたような読後感。 …何度も登録をやり直すのは、読んだ新潮社文庫版がないから…

Posted by ブクログ

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