ラ・タ・タ・タム ちいさな機関車のふしぎな物語 大型絵本

ペーターニクル【著】, ビネッテシュレーダー【画】, 矢川澄子【訳】

• 販売会社／発売会社: 岩波書店
• 発売年月日: 1992/06/01
• JAN: 9784001105704

商品レビュー

2024/09/01

ラタタタムラタタタムラタタタム
これって機関車が走る音なんかなぁ。
絵が好きやなぁ。細部まで書き込まれているんで、じっと見ていられる。
あ、でも「黒髪の乙女」のサインはなかった。これは古本ではないんでねぇ。

2024/08/17

''ラ・タ・タ・タム''はまっ白なかわいい汽車が走る音。
思わず声に出してみたくなるリズムは読み聞かせにも楽しそうです。

「夜は短し歩けよ乙女」のヒロイン曰く、かわいい汽車の冒険物語。
ということで、読む前はハートフルな明るいゆるふわタッチの作品なのかなと思いましたが、実際は少し違うようでした。

色合いは大人綺麗。
少し冷たい気分があるトーンです。
主人公の汽車には、次々と試練がやってきます。
そして、資本主義のダークサイドがチラチラ顔を出してきます。
若干絵本とは思えない展開に。
一方で、ピンチにも負けない汽車の姿は力強くて逞しい。
子どもたちへのメッセージはここにあるのでしょうか。
よく見てみると、空飛ぶ自転車が描き込まれていて、未来の扉を開けたような楽しさもありました。

今度読む時には、また違う魅力が発見できそうな作品でした。

2024/01/22

「夜は短し〜」に出てくる絵本が実在することに大興奮。ラタタタムのリズムが心地よく、挿絵もキレイ。私にとっても宝物な一冊になった。