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ニッポン最古巡礼 新潮新書
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ニッポン最古巡礼 新潮新書

高田京子, 清澤謙一【著】

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ニッポン最古巡礼 新潮新書

748

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2007/09/15
JAN 9784106102318

ニッポン最古巡礼

¥748

商品レビュー

3

4件のお客様レビュー

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2024/02/23

古書店、石鳥居、足踏みオルガン、薬味酒、国産鉛筆など、 日本各地に残る現存最古で現役の50の姿を写真と来歴で巡る。 ・はじめに 一 暮らしのすがた  二 持ちこまれた近代 三 信仰のかたち   四 娯楽の広がり 五 水を活かす    六 いにしえの味 七 意外な原点    八 イ...

古書店、石鳥居、足踏みオルガン、薬味酒、国産鉛筆など、 日本各地に残る現存最古で現役の50の姿を写真と来歴で巡る。 ・はじめに 一 暮らしのすがた  二 持ちこまれた近代 三 信仰のかたち   四 娯楽の広がり 五 水を活かす    六 いにしえの味 七 意外な原点    八 インフラの発祥 コラム有り。 週刊新潮の連載を一冊の新書に纏め、コラムを追加。 雑誌の1~2ページほどのスペースに納まる内容なので、 サクッと読める雑学集なイメージです。 物足りない感はあれど、なかなか興味深い。 室町時代の柱が残る民家、江戸時代に建設された山小屋。 当時のトレンドな洋式の駅舎やホテル。 江戸時代に造られた閘門式運河。 伊能忠敬も顧客だった油屋は今も昔ながらの玉締め製法。 「ういろう」には多くの歴史が詰まっていること。 水戸光圀が対面した日本最古の石碑。 京都・東華菜館のエレベーターは現存最古で稼働。 現役と謳ってますが、資料館等の別の用途になってることも あります。でも残っていることに価値があると思います。 但し2007年発行、現在はどうなっているのだろうか。 2020年閉園した、としまえんの、機械遺産に指定された 回転木馬の今後は未定。是非残して欲しいものです。

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2016/05/09

タイトルを見て「何の本だろう?」と。日本に現存してる「最古のもの」探しでした。暮らしに根づいた最古に往時の最先端をしのぶ と。①享保11年(1726)に建設された山小屋「立山室堂」 ②享保16年(1731)に建造された閘門式運河「見沼通船堀」(パナマ運河の開通が1914年) ③明...

タイトルを見て「何の本だろう?」と。日本に現存してる「最古のもの」探しでした。暮らしに根づいた最古に往時の最先端をしのぶ と。①享保11年(1726)に建設された山小屋「立山室堂」 ②享保16年(1731)に建造された閘門式運河「見沼通船堀」(パナマ運河の開通が1914年) ③明治13年に建設された洋式ホテル、札幌・中島公園にある「豊平館(ほうへいかん)」(最初のゲストは明治天皇) ④明治41年に建設され、大震災にも耐え抜いた「煉瓦アーチ式高架橋」(かつての万世橋駅) など!

Posted by ブクログ

2011/09/22

以前、読書会で推薦された本。日本にある一番古いモノを取り上げています。 日本最古の電柱、日本最古の民家、日本最古の山小屋など、今ではどこにでもあるような見慣れたものの最古の姿を留めるものを紹介してくれている本。 新書の枠を軽く超えている、ワクワクするおもしろい内容でした。 日本...

以前、読書会で推薦された本。日本にある一番古いモノを取り上げています。 日本最古の電柱、日本最古の民家、日本最古の山小屋など、今ではどこにでもあるような見慣れたものの最古の姿を留めるものを紹介してくれている本。 新書の枠を軽く超えている、ワクワクするおもしろい内容でした。 日本最古のサイロは、岩手県雫石の小岩井農場のもの(明治34年)だとのこと。まだまだ堂々現役で動いています。 日本最古の教会は、横浜海岸教会かと思いきや、違いました。 宮城県石巻のハリストス正教会(明治13年)だそうです。 ちなみに横浜海岸教会は、最古のプロテスタント教会だそうです。 旧北上川の中州に建てられているということなので、東日本大震災以降大丈夫なのか期になり、調べてみました。 やはり津波で被災したそうです。流失はまぬがれたものの2階まで冠水し、今後の修復の見通しは不明とのこと。 早めの修復を願うばかりです。 日本最古の富士塚まで載っており、どんどんマニアックになっていきます。 渋谷鳩森八幡宮の富士塚(1979年)だそうです。近いので、今度行ってみるつもり。 日本最古の回転木馬は、練馬区のとしまえん(1907年)のもの。 なんとアメリカやヨーロッパ各地を巡業した歴史あるカルーセルで、セオドア・ルーズベルト大統領も乗ったことがあるという価値あるものだそうです。 「子供の頃にこれに乗ったことがある」と感涙にむせぶ外国人もいるという心温まるエピソードが紹介されていました。 日本最古のパイプオルガンは、上野の奏楽堂(大正9年)のものだとのこと。 以前に奏楽堂に行った時に見たことがあります。私が見たことがある最古のものは、この一点のみでした。 日本最古のエレベーターは、京都の東華菜館にあり、大正15年製の手動式のものだとのこと。 今でも現役だとのことで、行ってみたいものです。 著者のまえがきには、日本最古を調べるのが大変だったという苦労が記されていました。 博物館に展示されているようなものではなく、どこにでもある一般的なもの、現役で使われているもの、一般公開されているものにこだわったとのことで、なお探索のハードルが上がったことと思われますが、きちんと確認済みのものばかりが掲載されているということで、読む側としては安心して情報を得ることができました。 こういった、一見なんでもなさそうで通り過ぎてしまいがちな古いもののいわれを知ることはとても楽しく、知的好奇心を刺激されます。 ぜひ、続編も出してほしいと思います。

Posted by ブクログ

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