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近代日本と小笠原諸島 移動民の島々と帝国
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商品詳細
内容紹介 | 第7回日本社会学会奨励賞受賞の実証研究書。 |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2007/09/21 |
JAN | 9784582428025 |
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近代日本と小笠原諸島
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著者、石原俊さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 石原 俊(いしはら しゅん、1974年4月4日 - )は、日本の社会学者。専攻は社会学。専門領域は歴史社会学、島嶼社会論、現代社会論。明治学院大学社会学部教授。 ---...
著者、石原俊さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 石原 俊(いしはら しゅん、1974年4月4日 - )は、日本の社会学者。専攻は社会学。専門領域は歴史社会学、島嶼社会論、現代社会論。明治学院大学社会学部教授。 ---引用終了 そして、本書の内容は、次のとおり。 ---引用開始 世界各地から船乗りたちがやってきた、移動民の島々、小笠原諸島。日本帝国に帰化させられた移動民は、近代をどのように生き抜いたのか。史資料の博捜と丹念なフィールドワークに基づいた貴重な実証研究。 ---引用終了 3月19日の聖教新聞に、著者が投稿した記事が載っています。 その記事によると、1944年に、硫黄列島、小笠原群島は、強制疎開の対象になったとのこと。 強制疎開という言葉を聞くのは初めてだが、要するに、本人の意思とは関係なく、疎開させられることらしい。 疎開時に携行を許可されたのは、一人当たり風呂敷包み2~3個だけだったようで、家屋や家財道具などほぼ全ての財産の放棄を余儀なくされたとか。 当時の島民は、硫黄列島が1254人、小笠原群島が6457人。そして、強制疎開の対象者は、硫黄列島が1094人、小笠原群島が5792人。 強制疎開の対象外になったのは、16~59歳の男性で、軍属として徴用された、とのこと。 先の戦争で、硫黄島での激しい地上戦があったのは知っていたが、当時の一般民がどのような経験をしたかまでは、全く知らなかった。 そして、強制疎開にあった当時の島民は、墓参のために年に1~2回は帰島できる以外、今でも帰還できない異常な状態にあるとのこと。 最後に、小笠原諸島を調べておく。 小笠原諸島は、30余の島々で構成されている。 大きく分けると、 ・小笠原群島 ・西之島 ・硫黄列島 現在、民間人が居住しているのは、小笠原群島の父島と母島だけ。 父島・ 硫黄島 ・ 南鳥島には、自衛隊などの公務員が常駐するが、無人島が多い。
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