商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 少年画報社 |
発売年月日 | 2007/10/26 |
JAN | 9784785928728 |
- コミック
- 少年画報社
惑星のさみだれ(4)
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惑星のさみだれ(4)
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商品レビュー
4.2
10件のお客様レビュー
3巻で本編の幕が開き、生存している獣の騎士は全て揃った 第4巻ではその急ぎすぎたスタートダッシュを緩めるかのように3巻で初登場した各キャラクターが紹介される。そのエピソードの作り方は非常に上手く、それぞれのキャラクターがどういう性格なのか、どのような立ち位置に居るのかが存分に描か...
3巻で本編の幕が開き、生存している獣の騎士は全て揃った 第4巻ではその急ぎすぎたスタートダッシュを緩めるかのように3巻で初登場した各キャラクターが紹介される。そのエピソードの作り方は非常に上手く、それぞれのキャラクターがどういう性格なのか、どのような立ち位置に居るのかが存分に描かれている その分、夕日とさみだれの出番が減ってしまったのは少し残念だけどね 白道八宵は色々と意外性を秘めたキャラクター。竹刀を持ち歩く女性というだけでも目立つのに、日常生活では誰にも見せないコスプレしたり、浮浪者に剣を教わったり。かなり変わった女性であると見えてくる。そしてどうやら夕日に複雑な感情を持ち始めているようで そんな彼女の願いは大切な人が笑って死ねるようにとのこと。永遠など無いと考えながらも最後の幸福を重視するタイプか 南雲宗一郎は騎士達の纏め役というポジションの割に妻子持ちの無職というキラーワードが目立つ 刑事をやりつつも正義の味方ではない、そんなものにはなれないと、ある意味見える現実を狭めている印象は受けた。でも、その分自身の行動に対する責任感は強いタイプであるように感じられる 彼の願いは一体何なんだろう? 日下部太郎と宙乃花子は正反対なタイプ。同時にラブコメ漫画のような間柄でも有り。また、彼らに付いた獣の騎士が割と主人と似通ったタイプであった点は印象的。太郎達を見れば獣がどのような性格か判り、獣を見れば太郎達の選ぶ道が見えてくる あまりに呆気なく他者の死を願ってしまった花子。その彼女を守るために命を張る決断をした太郎。悪の魔法使いからお姫様を守る物語の中で別の物語を始めた彼らの行く末が楽しみでも在り怖くもあり 風巻豹はこれまでどのようなタイプかあまり見えなかった人物であり、この話でもそれほど見えてこない ただ、確かなのは魔法使いに最も近いと言われた豹がアニムスの誘いを断った上で彼と同じ手段を使い全く別の道を進むことを選んだ。それは大きな意味を持っているように思える 自身の能力を強化し泥人形を創るために願いを使った豹。やはり彼は普通の騎士の枠に収まらないようだね そしてこの巻で最もインパクトある人物であり、シリーズ的にも超重要人物と言える秋谷稲近。彼は既に死んでいる人物でこれ以上物語に関わってくることはない。それでも彼が遺したものは多くの影響を与えてくる アニムスと豹が願った全知。それを当たり前のように持っていた人物でありながら、彼の結論はアニムス達が望んだものとは全く違う方向性 500年掛けて自分が全知の神などではなく、無知の人であると学んだ彼の言葉は含蓄に溢れている 最後の大仕事として昴と雪待を育て上げた稲近。けれど、全知として教える立場である彼が一方的に教え続けるに終わらず、最期には獣の騎士であり稲近のことなんてそれほど知らないはずのザン=アマルが稲近に生き様を教えるシーンは素晴らしい そして彼の薫陶を受けた昴と雪待がこれからどのような心の強さを示すのか期待してしまう それにしても稲近の背景を知っていてもザン=アマルの角に大ビビリするシーンにはつい笑ってしまう
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南雲さんの過去鬱になると思ったのに!!!!!! もう!!何なの、これ、もう!!!! それから師匠。 アーー−、超面白いな!!!!!!!!
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物語はほとんど進行せず、それぞれの騎士を掘り下げた巻。 1人1人が、やっぱりどこかずれているというか、濃い。 そして、最後の師匠は、その台詞が、1つ1つ深い気がする。 500年生きて、それでもまだ知ることがある。悟ることがある。 そういう描写が、すごく深い。 何回読んでも、いい。
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