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沖縄の市場〈マチグヮー〉文化誌 シシマチ
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沖縄の市場〈マチグヮー〉文化誌 シシマチ

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沖縄の市場〈マチグヮー〉文化誌 シシマチ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 地方小出版流通センター
発売年月日 2007/08/01
JAN 9784899821267

沖縄の市場〈マチグヮー〉文化誌 シシマチ

¥1,980

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2011/11/16

 本書は「那覇の台所」とも言われる牧志公設市場の中でも「シシマチ(精肉市場)」の一角に興味を持った著者が、実際に市場のある肉屋に入れてもらい、買い手と売り手のやりとりを記録してデータ化し分析を試みた本である。  前半では牧志公設市場の歴史や豚の解体から始まる一日の流れ、売り手と...

 本書は「那覇の台所」とも言われる牧志公設市場の中でも「シシマチ(精肉市場)」の一角に興味を持った著者が、実際に市場のある肉屋に入れてもらい、買い手と売り手のやりとりを記録してデータ化し分析を試みた本である。  前半では牧志公設市場の歴史や豚の解体から始まる一日の流れ、売り手と買い手のコミュニケーション、店同士の関係などについて論じられ、後半ではブランド豚の「アグー」「海ぶどう」「島バナナ」などがどのように開発・商品化・流通したか/しなかったについて論じる。言わば、「牧志公設市場」を通じて沖縄の商業文化や生活,観光そして市場の今後を論じている本なのである。    また市場の店同士の関係、あるいは市場の関係者を商売対象とし市場に出入りする人々に触れたりしていて「牧志公設市場」という小宇宙を活写している。  後半は一度は絶滅した「アグー」豚に復活や「海ぶどう」商品化の歴史、「島バナナ」の値段はなぜ高いままかなどについて論じられ、それぞれに関連した人間ドラマも展開されている。  文章は読みやすく、それぞれのテーマの設定も魅力的である。お勧めの一冊。

Posted by ブクログ

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