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名著から探るグローバル化時代の市民像
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名著から探るグローバル化時代の市民像

九州大学政治哲学リサ(著者)

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名著から探るグローバル化時代の市民像

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 地方小出版流通センター/
発売年月日 2007/03/01
JAN 9784903554051

名著から探るグローバル化時代の市民像

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2012/08/28
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【第五講 アンダーソン『想像の共同体』を読むーナショナリズム論から見た近代国家の成立過程】 「結局のところ、この[ナショナリズムが喚び起こす]同胞愛の故に、過去二世紀にわたり、数千、数百万人の人々が、かくも限られた想像力の産物[国民]のために、殺し合い、あるいはみずからすすんで死んでいったのである。これらの死は、我々をナショナリズムの提起する中心的問題に正面から向かいあわせる。なぜ近年の(たかだか二世紀にしかならない)萎びた想像力が、こんな途方もない犠牲を生みだすのか」(26頁)p100 ナショナリズムは近代的個人を国民という均質な全体の一員にするものなのです。p110 【国民とは?】 「国民とはイメージとして心に描かれた想像の政治共同体(imagined political community)であるーそしてそれは、本来的に限定され、かつ主権的なもの(最高の意思決定主体)として想像されると」(24頁)p110 ↓ 【4つの要素】 ①「国民は(イメージとして心の中に)想像されたものである」 →「日々顔を付き合わせる原初的な村落より大きいすべての共同体は(そして本当はおそらく、そうした原初的村落ですら)想像されたものである」(25頁) ②「国民は限られたものとして想像される」 →「いかなる国民も[人間が隔絶して暮らしていた古代のように]みずからを人類全体と同一に想像することはない」 ③「国民は主権的なものとして想像される」 →(神ではなく)「この自由を保証し象徴するのが主権国家である」 ④「国民は一つの共同体として想像される」 →「なぜなら、国民のなかにたとえ現実には不平等と搾取があるにせよ、国民は、常に、水平的な深い同志愛として心に思い描かれるからである」(26頁) 【政治的共同体とは?】 統治者と被統治者とは、簡単に、お互いを同胞とは思えないものです。p116 【グローバル化時代においてナショナリズムをどう飼い慣らすか】

Posted by ブクログ

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