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キングの身代金 ハヤカワ・ミステリ文庫87分署シリーズ
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キングの身代金 ハヤカワ・ミステリ文庫87分署シリーズ

エド・マクベイン(著者), 井上一夫(訳者)

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キングの身代金 ハヤカワ・ミステリ文庫87分署シリーズ

792

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 1991/09/30
JAN 9784150707613

キングの身代金

¥792

商品レビュー

3.3

8件のお客様レビュー

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2025/07/06

アメリカの作家エド・マクベインの長篇ミステリ作品『キングの身代金 87分署シリーズ(原題:King's Ransom)』を読みました。 『死が二人を 87分署シリーズ』に続き、エド・マクベインの作品です。 -----story------------- グレンジャー製...

アメリカの作家エド・マクベインの長篇ミステリ作品『キングの身代金 87分署シリーズ(原題:King's Ransom)』を読みました。 『死が二人を 87分署シリーズ』に続き、エド・マクベインの作品です。 -----story------------- グレンジャー製靴会社の重役キングは、事業の不振を利用して会社の乗っ取りを画策していた。 必死に金を都合し、長年の夢が実現しかけたその時、降って湧いたような幼児誘拐事件が起こった!  しかも、誘拐されたのはキングの息子ではなく、犯人は誤って彼の運転手の息子を連れ去ったのだ。 身代金の要求は五十万ドル。 キングは逡巡した。 長年の夢か、貴重な子供の生命か……誘拐問題に真っ向から取り組んだシリーズ代表作…黒澤明監督の映画「天国と地獄」の原作。 ----------------------- 1959年(昭和34年)に刊行された、87分署シリーズの第10作です。 アメリカの大都市アイソラで、大会社重役ダグラス・キングの運転手チャールズ・レナーズの息子ジェフが誘拐された……犯人はキングの息子ボビーと間違えたのだ、、、 身代金を払えばキングは破産……しかし人道的には……。 一方、アイソラ市警87分署のスティーヴ・キャレラ刑事らは犯人との交渉のためキング邸に赴くが、主人が非協力的で捜査は難航……まもなく身代金の受け渡し時刻が迫る、、、 警察小説の金字塔にして映画『天国と地獄』の原作……誘拐問題に真っ向から取り組んだシリーズ代表作。 黒澤明監督作品の『天国と地獄』は大好きな映画! その原作ですからねー 面白くないはずがありません……誰を誘拐しても脅迫は成り立つという発想が素晴らしいですよね、、、 アイデアというか……着眼点が凄いと思いますね! 身代金の受け渡しの部分は、映画と原作では全く異なるのですが、お国柄も違うし、映画の方は後からさらにアイデアを追加した感じでしょうね(映画の方は身代金の受け渡し方法も斬新ですね)。 身代金を要求されたキングも、決して単なる成金の嫌な奴ではなく……工場の下働きから叩き上げ、会社の重役にまで昇りつめた男であり、自社の製品に誇りを持ち、安いけれど質は悪い商品を叩き売る、儲け主義の現状を憂える理想主義者で、アメリカン・ドリームの体現者という設定も感情移入できて良かったですね、、、 事件解決後……犯人一味の首領であるサイ・バーナードや誘拐されたジェフの警察に対する態度・発言も好感ですねー 結末含め、愉しめる作品でした。 87分署シリーズ……次々と読みたくなる魅力でいっぱいですね。

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2024/12/29

「翳りゆく夏」に登場した作品ということで読んでみた。 ある製靴会社の重役であるダグラス・キングの息子を誘拐して身代金をせしめようとしたケチな悪党二人組。ずさんな計画のなせる技か,間違えてキング家の運転手の息子を誘拐してしまう。しかし間違いに気づいて諦めるどころか,あくまでもキング...

「翳りゆく夏」に登場した作品ということで読んでみた。 ある製靴会社の重役であるダグラス・キングの息子を誘拐して身代金をせしめようとしたケチな悪党二人組。ずさんな計画のなせる技か,間違えてキング家の運転手の息子を誘拐してしまう。しかし間違いに気づいて諦めるどころか,あくまでもキングに身代金の支払いを求める犯人。キングは会社経営の主導権争いの渦中にあり必要な株式を手に入れるために全財産をかけており,運転手の息子のために支払える余分な資金がなく,支払いを拒絶する意向を示している。しかし幼い子供を見殺しにしたとあってはキング氏の個人的な評判も会社の評判も地に落ちる。果たして事件はどのような結末を迎えるのか。 犯人が頭の良くないやくざ者だったり,人違いを誘拐したりという雑さのせいで今ひとつ犯罪捜査モノとしての緊迫感に欠けるし,時代背景もあって警察の捜査手法も原始的であって,今どきの小説を読み慣れている者にとっては物足りないとしか言いようがない。更にもう一つの筋であった会社の経営権争いについてが全くの尻切れトンボで終わっているのも詰まらない。誰を誘拐しても身代金請求はできるという思い付き以外に特筆すべき点があるのだろうか。

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2024/08/11

黒澤明作品の原作にもなった87分署シリーズの代表作。ある靴屋の役員が巻き込まれた誘拐事件をスティーヴ・キャレラたちが挑む。実に見事なのは誘拐された人物がキングの息子ではない点。後に黒澤明も語っていたようだが(解説参照)「誰をさらおうとも脅迫は成り立つ」というギミックを見つけ出した...

黒澤明作品の原作にもなった87分署シリーズの代表作。ある靴屋の役員が巻き込まれた誘拐事件をスティーヴ・キャレラたちが挑む。実に見事なのは誘拐された人物がキングの息子ではない点。後に黒澤明も語っていたようだが(解説参照)「誰をさらおうとも脅迫は成り立つ」というギミックを見つけ出しただけでも素晴らしい功績ではないか。後はキングの人物描写が中々良い。仕事真人間の男がラストに魅せるシーンがカッコイイ。渋めな警察小説。

Posted by ブクログ