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西條八十 唄の自叙伝 人間の記録29
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西條八十 唄の自叙伝 人間の記録29

西條八十【著】

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西條八十 唄の自叙伝 人間の記録29

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本図書センター/
発売年月日 1997/06/25
JAN 9784820542704

西條八十

¥1,980

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2020/07/02

「東京行進曲」とか「支那の夜」、「誰か故郷を思わざる」「若鷲の歌」などの軍歌、戦後の「青い山脈」あたりまではナツメロ番組で、「王将」「絶唱」などは子供心にリアルタイムで聞いていた、それがみな西条の詞だとは意識していないがとてもたくさんの歌謡曲の詞を作詞してヒットしている人だった。...

「東京行進曲」とか「支那の夜」、「誰か故郷を思わざる」「若鷲の歌」などの軍歌、戦後の「青い山脈」あたりまではナツメロ番組で、「王将」「絶唱」などは子供心にリアルタイムで聞いていた、それがみな西条の詞だとは意識していないがとてもたくさんの歌謡曲の詞を作詞してヒットしている人だった。 しかしこの自伝だと、はやり本腰は普通の「詩」においてあり、また自身は中央の「一流歌人だ」との意識があったんだな、と感じた。それは戦前ご当地民謡がはやっていて、歌をつくるのに、まず現地視察、できた唄を教える、発表会と現地に3度、作曲家の中山晋平などと足を運んだ。そして一番困るのが「その土地に在住する天狗詩人歌人俳人の攻撃であった」と述べている。 これ書いていいの? という自他についてけっこうかかれてある。結婚して8年後大正13年、早大教授としてフランスに留学した。その時、同じ船で留学した画学生の女性と同棲するようになったようなのだ。「わたしは詩人、彼女は画家、みじかいパリの滞在の間、運命がふたりを結びつけた」とかいてある。この思い出をもとに、後年「巴里の屋根の下」が日本公開される時(昭和6年)、その主題歌の訳詞を原詩をみないで、そのパリの思い出を基に書いたとあった。 「私の履歴書」(昭和37年2月連載)も読んでみたが、昭和35年6月1日、43年連れ添った愛妻を亡くし、墓に記念碑を建てた、とあった。墓碑には「われらたのしくここにねむる・・短き時を愛に生きしふたり・・」とある。妻のことは、自分にはない決断力があった、と書いている。 1997.6.25日本図書センター (「唄の自叙伝」1956.生活百科刊行会が原本。1956年7月付けのあとがきがあり、”はやこの「唄の自叙伝」をかいてもうかれこれ十年ちかくになる”、とあり1956年に新版の校正でのあとがきのようだ。なので初出は1946年。新東宝で映画化もされ、監督は渡辺邦男、西条役は齊藤達雄とある。※題名「あの夢この歌」 S23/3月封切)

Posted by ブクログ

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