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戦後少女マンガ史 ちくま文庫
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戦後少女マンガ史 ちくま文庫

米沢嘉博【著】

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戦後少女マンガ史 ちくま文庫

968

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2007/08/10
JAN 9784480423580

戦後少女マンガ史

¥968

商品レビュー

3.7

11件のお客様レビュー

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2021/06/23

自分レファレンスで借りてみましたが 探していた年代より一世代前が中心だった〜。 そりゃそうか、底本1980年刊の文庫化だ。 ただ、知らない年代の話でも 歴史としておもしろかったです。 ここに書いてあるような「お約束の不幸」は 今も形を変えて組み込まれているのかも。

Posted by ブクログ

2021/01/07

最初の出版当時、この本と橋本治の花咲く乙女たちのキンピラゴボウが少女マンガ評論のスゴい本として登場してきて話題になっていた。当時図書館で24年組界隈のみ読んだ記憶があるけど今全編読み直して、少女マンガ創生からの歴史を踏まえた連綿とした流れをここまで抑えた本だったとは…マニア向けの...

最初の出版当時、この本と橋本治の花咲く乙女たちのキンピラゴボウが少女マンガ評論のスゴい本として登場してきて話題になっていた。当時図書館で24年組界隈のみ読んだ記憶があるけど今全編読み直して、少女マンガ創生からの歴史を踏まえた連綿とした流れをここまで抑えた本だったとは…マニア向けのマンガ家だけじゃなく過不足なく現れる「あー」の嵐。正直資料読み的な部分はちょいちょい飛ばして読みましたが、内容はフェアな物じゃないかなと思います。どこにも手抜きのない重箱の折詰や、一つの巣箱に古い物から今に至る花粉や蜜が備わっている蜂の巣と言う感じです。コミックマーケットの事がさらっと出てくるのも面白いです、対象物の拡大再生産の今はもっと…途中は飛ばしたとしてもあとがき以降巻末は読んだ方が良いw

Posted by ブクログ

2019/01/10

30年前の1980年に前後の少女マンガ全体を通史としてまとめた評論 つまり扱っているのが30年分くらいでそこからここまでと同じくらいある にも関わらず未だこの評論のほかに少女マンガ全体を扱った評論が存在しないことがこの評論のえらさを示す いまだここ30年の少女マンガ論がないのは ...

30年前の1980年に前後の少女マンガ全体を通史としてまとめた評論 つまり扱っているのが30年分くらいでそこからここまでと同じくらいある にも関わらず未だこの評論のほかに少女マンガ全体を扱った評論が存在しないことがこの評論のえらさを示す いまだここ30年の少女マンガ論がないのは ひとつには少女マンガということの指すものが幅広いからだろう 少年の上世代は青年だが少女の上世代を指す言葉はない 個人的には『はいからさんが通る』(ライトノベルならもちろん『ジャパネスク』)こそ「少女マンガ」なのだが では「りぼん」(少年向けなら「コロコロコミック」)が「少女マンガ」でないといえば違うし (現在進行で描いているという意味で)吉田秋生作品もまた「少女」のマンガに違いない 少年しこうの典型が誰かを必要としない「最強」のみにあるのに対して 少女しこうはファンタジーを必要とするからこそいるのは現実である

Posted by ブクログ

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