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海ゴミ 拡大する地球環境汚染 中公新書
902円
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社/中央公論新社 |
発売年月日 | 2007/07/25 |
JAN | 9784121019066 |
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海ゴミ
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海ゴミ
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
仕事で必要になったと思われたため読んだ本。元々興味があっただけに、気になる1冊。仕事はとりあえず終わったが、じっくり読んでみよう。
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本書の内容は、日本の海に漂流・漂着しているゴミ問題について。 ゴミが海洋生物に悪影響を与えていることや、地域によってのゴミの特徴、海外からの漂流物についてなどが書かれている。 世界の漂着ごみについて調査を行うために「すべての会場で、漂着ごみの回収後、細かい分類と数の計測が...
本書の内容は、日本の海に漂流・漂着しているゴミ問題について。 ゴミが海洋生物に悪影響を与えていることや、地域によってのゴミの特徴、海外からの漂流物についてなどが書かれている。 世界の漂着ごみについて調査を行うために「すべての会場で、漂着ごみの回収後、細かい分類と数の計測がおこなわれ、アメリカの環境団体オーシャン・コンサーバンシーがつくった世界共通の「ICCデータカード」(日本では自国の漂着ごみの特性に合わせて若干アレンジしている)に結果の記入がなされる」(71p)という作業が行われている。 この作業をすることによって、これからの対策を考えられるので良い提案だと思う。 海に多く浮いているプラスチック片を減らすために次のようなものがある。 「グリーンプラとも呼ばれる「生分解性プラスチック」である」(214p)。「これは、微生物が分解可能な素材からできており、一定の期間、微生物が生存する土壌、海水、淡水などの環境下においておくと、分解がはじまり、最終的には水と二酸化炭素になってしまうものだ」(214p)。 このグリーンプラと呼ばれるプラスチックを使えば、海岸のプラスチックゴミが分解されてきれいになり、海洋生物が誤飲したりすることが減るので良い提案だと思う。 釧路の海岸の角などに浮いているごみは少し多いと感じたことはあったが、日本の海に漂流・漂着しているゴミがこんなにひどいとは思っていなかった。 海ゴミ―拡大する地球環境汚染にはこのように書かれている「現在のところ、ふつうの原料プラスチックが一キログラムあたり一五〇円前後なのに対し、生分解性プラスチックは三〇〇円から四五〇円と二~三倍である」(219p)と、海ゴミを処理するときの費用を考えるとグリーンプラを使うと良いのではないかと思う。 なぜなら、グリーンプラの値段が普通のプラスチックより高くても微生物が分解してくれるので、少しは処理費用が抑えられるからだ。 ボランティアで海岸の清掃をした際にゴミを処理する費用をボランティアの方たちが負担することになる場合があるということが書かれていたが、ひどい話だと思う。(さわやか 20150105)
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ごく単純に、海を漂流するごみについてそもそも知らないこと、想像の及ばないことが多く驚く。 しかし果たして、私たちはどのように関わっていけばいいのだろうかという素朴な疑問を抱くと途方に暮れる。浜辺の掃除は良いキャンペーンにはなっても抜本的なごみ減量の解決にはならない。出てしまった...
ごく単純に、海を漂流するごみについてそもそも知らないこと、想像の及ばないことが多く驚く。 しかし果たして、私たちはどのように関わっていけばいいのだろうかという素朴な疑問を抱くと途方に暮れる。浜辺の掃除は良いキャンペーンにはなっても抜本的なごみ減量の解決にはならない。出てしまったごみに関する掃除のための仕組みづくり、ごみの不法投棄を防ぐための仕組み作り、意識改革、などなど国家レベルで対応しないと解決できない課題が山積みだと思うと途方にはくれる。 この種のもうからない、対策が打ち出しにくい、から野放しになっている物事が多いことも実感させられる。
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