商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
発売年月日 | 2011/12/01 |
JAN | 9784003361559 |
- 書籍
- 文庫
エチカ(下)
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商品レビュー
4
12件のお客様レビュー
22 開始:2023/9/27 終了:2023/10/2 感想 自由とは何か。自分の徳から発生する行動を遂行することができる人は自由であり幸福である。我慢と苦労が待ち受けていても必ず幸福は訪れる。
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メモ→ https://twitter.com/nobushiromasaki/status/1666277420247429120?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
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主知主義的な哲学の世界では「神」はたいてい究極的原因として引き合いに出される。スピノザも神を根本原因とするのだが、汎神論の特異な点は、神を超越的原因ではなく内在的原因として規定するところにある。これは循環とも思えるが、それは我々が差異の世界に生きているからだろう。神は一にして全な...
主知主義的な哲学の世界では「神」はたいてい究極的原因として引き合いに出される。スピノザも神を根本原因とするのだが、汎神論の特異な点は、神を超越的原因ではなく内在的原因として規定するところにある。これは循環とも思えるが、それは我々が差異の世界に生きているからだろう。神は一にして全なのだから、スピノザの言い分はむしろ合理的である。スピノザの方法に従って把握された神は世界の製作者ではなく世界そのものであり、自由意志さえ持たない。神の様態にすぎない我々にも、当然自由意志は与えられていない。 神は自己原因に従い様々な変状を呈する。これが世界の動きにほかならない。人間が自由意志に基づき行動しているなどと考えるのは、投げ飛ばされた石ころが自分の意志で飛んでいると思うようなものだ。しかし、理性はこの不自由性を認識することができる。そこに初めて倫理性と自由の萌芽が可能となるのだ。スピノザ哲学は、ヒュームやルソー以上にカント的問題を考える手がかりを我々に与えてくれるかもしれない。
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