商品レビュー
3.6
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アントニー演説の場面で群衆扇動の弁舌によって市民の揺れ動くさまが大胆なローマ史劇。もとはキャシアスがブルータスを唆すところから暗殺事件が起こっているため、アントニーの復讐という意味でも対比的。
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図書館で借りた。 「ブルータス、お前もか!」が有名な一節の作品。ちなみに本場ラテン語では"Et tu, Brute?" 古代ローマの話なのにイギリス文学に分類されているのは、かのシェイクスピアの作品であるから。 史実では数年単位の話をギュッと数十頁にまとめ、かつ演劇向けに起承転結の波があるのがシェイクスピアによる本作の特徴。 冒頭の一節は話の大オチかと思っていたが、ほぼ真ん中くらいで登場する。意外だった。 その後も古代ローマらしい演説交えた政治劇や、シーザーが亡霊として登場したりで盛り上がりがあった。 シェイクスピアが本作を執筆当時、後継指名せずに王座に居座り続けるエリザベス1世が居たとのこと。そこから、その後にイギリス国内で内乱が起きるのではないかという暗示がこの作品に込められている…、との意見を見た。この本を読んで、私はそこまで感じ取ることはできなかったが、2023年現在も似た政治シチュエーションが多い。そういうところが、シェイクスピア作品が今でもウケるのかと理解できた気がする。
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