商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
発売年月日 | 1999/06/22 |
JAN | 9784004120285 |
- 書籍
- 新書
朱子学と陽明学
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朱子学と陽明学
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3.3
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第85回アワヒニビブリオバトル「【1日目】おうち時間DEビブリオバトル」4時間目 総合で紹介された本です。 オンライン開催。 2022.05.03
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書名から勝手に概論的な内容だと思いこんでいたが、全く違った。性即理の朱子学と、心即理の陽明学を対比させ、どのような思想的変遷を辿ったのかを考察したもの。かなり専門的な内容だった。思想というものは突然変異的に出現するものではなく、どんなに対立する思想にも何らかの繋がりがある、という...
書名から勝手に概論的な内容だと思いこんでいたが、全く違った。性即理の朱子学と、心即理の陽明学を対比させ、どのような思想的変遷を辿ったのかを考察したもの。かなり専門的な内容だった。思想というものは突然変異的に出現するものではなく、どんなに対立する思想にも何らかの繋がりがある、という主旨。 万物が本来持つ”あるべき姿”を性とし、それが世の構成原則(理)になっているという朱熹の『性即理』理論。心は性と情から成り、性は人に元来備わっている(=未発)”善なるもの”で「体」、情は物質である「気」が動いた結果(=已発)としての「用」であり、これらは別物という考え。事物の「性」を正しく理解することによって物事の道理が見極められる(格物致知)。 一方で陽明の考える『心即理』は、性と情とを区別せず、人欲も理性もまとめて心=理なのだ、という思想。心=良知=天理であり、良知をもって事物を正しく見ることが格物致知の真の意味だという。 素人的にはそれほど隔たりがあるように見えないが、中世以降の二大中国思想の片鱗を少しだけ理解できた。
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基礎知識がある前提で書かれているので難解。 心を性と情に分けた上で、朱子学は「性即理」、陽明学は「心即理」。
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