商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
| 発売年月日 | 1997/09/18 |
| JAN | 9784003253083 |
- 書籍
- 文庫
ゴリオ爺さん(上)
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ゴリオ爺さん(上)
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商品レビュー
4.1
13件のお客様レビュー
強者が弱者を踏み台にしていく、金と欲望が渦巻く当時のパリ社交界や社会の暗部。その世界で束の間の栄光を摑んだ勝者と、強者に利用された敗者、それぞれが辿る果ての破滅。そうした社会での立身出世意を夢見る一方でみずみずしい純真さもあわせ持っている青年と、娘二人を社交界に送り出して貢ぎ続け...
強者が弱者を踏み台にしていく、金と欲望が渦巻く当時のパリ社交界や社会の暗部。その世界で束の間の栄光を摑んだ勝者と、強者に利用された敗者、それぞれが辿る果ての破滅。そうした社会での立身出世意を夢見る一方でみずみずしい純真さもあわせ持っている青年と、娘二人を社交界に送り出して貢ぎ続けた挙句、報われないまま落魄しきって最期を迎える、強烈な父性愛をもつ老人との交わり。これらを巧みな構成と迫真の描写でものして強烈な印象を与える本作がバルザック35歳の作品であることには、音楽の世界でのシューベルトやモーツァルトの才能を思ってしまいます。 この作品を読むと、再登場人物の前後談を含むバルザックの作品全体『人間喜劇』への興味がいや増します。 バルザックの作品は、学生時代に読んだ『「絶対」の探求』『従兄ポンス』『従妹ベット』以来。今回、岩波文庫の2024年一括重版で出てきたのを機に読みましたが、やはり代表作の本作を最初に読むべきだったな、と今更ながら思いました。
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いつの時代になっても変わらない人間の欲の深さや嫉妬、見栄といった負の部分に多くの焦点が当たっているので、時代を超えて迫ってくるものがあります。ゴリオ爺さんは、自分で分かっていながら娘たちに尽くしたのでしょう。その部分が可哀想で涙が出ました。
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ゴリオが見せた父性愛とその顛末はトラウマとして封じ込められ,ラスティニャックの欲望は前向きなものとして残される,そういう時代かもしれない。 文学作品として見た場合,写実主義の代表とも言えよう書き込みの多さが特徴的である
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