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孫悟空の誕生 サルの民話学と「西遊記」 岩波現代文庫 文芸50
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
| 発売年月日 | 2002/03/18 |
| JAN | 9784006020507 |
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孫悟空の誕生
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孫悟空の誕生
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商品レビュー
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中国明代の白話(口語)小説『西遊記』の主役・孫悟空の起源を、数々の伝説や伝承を引きつつ解説した書。「神通広大にして変幻自在なる仙猿」「岩に閉じ込められたのち改心し、求法者として取経の旅に赴く」孫悟空をはじめとする『西遊記』の諸々のモチーフのルーツを、数多くの資料・伝承を渉猟して考察する。 本書は、岩波文庫版『西遊記』訳者による『西遊記』の解説本であり、1987年に福武書店より刊行された同名書の改訂版である。明代に現在の形が完成した『西遊記』であるが、実際にはそれ以前から『西遊記』の物語は語られており、また物語中のエピソードやキャラクター、モチーフには由来となる物語や伝承が存在する。本書で主題となる孫悟空を例にとって見れば、明代以前の『西遊記』物語では「通天大聖を号し兄弟姉妹や妻を有する」「天を騒がしたり岩に封じ込められたりすることもなく、白衣秀才の姿で三蔵一行の前に姿を現す」といった(今日の悟空像とはかなり異なる)ものがあり、さらにその前段階として様々な猿にまつわる伝説・伝承がある、という具合である。著者はこうした『西遊記』物語中の諸要素の起源を数多くの文献・資料を引きつつ紹介し、中国国内はおろかインド・中東にまで及ぶ幾多の伝説を『西遊記』という一大作品に結実せしむる「伝承のエネルギー」について解説するのである。 岩波文庫版『西遊記』訳者にして中国文化研究者としても知られる著者が記した本書は、『西遊記』の成立史を伝承の系譜から追う異色の解説本である。『西遊記』中のモチーフのルーツとして挙げられる数々の伝説は追っていくだけでも楽しく、中国の伝承世界の広範さと奥深さを感じさせてくれるだろう。個人的に一番驚いたのは、孫悟空の号として知られる「斉天大聖」の起源が全く別の猿の怪異譚(『陳巡検梅嶺失妻記』にて登場する白猿の妖怪・申陽公の号)であるという話であった。
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中野美代子教授の西遊記関連図書を読んだり、読み返したりしている。 本書では『西遊記』のキャラクターが成立してゆく過程が解き明かされてゆく。孫悟空に限っても「好色のサル」「閉じこめられるサル」「求法のサル」等々。 第3章「『西遊記』の地理学」で、通天河は実在し、揚子江の上流だ...
中野美代子教授の西遊記関連図書を読んだり、読み返したりしている。 本書では『西遊記』のキャラクターが成立してゆく過程が解き明かされてゆく。孫悟空に限っても「好色のサル」「閉じこめられるサル」「求法のサル」等々。 第3章「『西遊記』の地理学」で、通天河は実在し、揚子江の上流だったことを知る。 孫悟空のモデルは『ラーマーヤナ』のハヌマーンだと巷間よく言われ、あげくハヌマンラングールが悟空の容姿だなどと暴論まで聞こえてくる。中野教授は否定的で、もっぱら空を飛ぶ属性に注目しているようだ。
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西遊記の成立過程を様様な資料から引き出した一冊。 キャラクターや地名などの成立の過程は非常に興味深く面白かった。 ただ冗長な箇所もあり眠気を誘う箇所もあった。
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