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完訳 紫禁城の黄昏(上)
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完訳 紫禁城の黄昏(上)

R.F.ジョンストン(著者), 渡部昇一(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社/祥伝社
発売年月日 2005/03/17
JAN 9784396650322

完訳 紫禁城の黄昏(上)

¥2,200

商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2020/09/21

映画ラストエンペラーを見て、この著が映画の原作ということで興味を持ち、読んでみた。「完訳」と題名に付いているのは、以前、岩波新書が出版した版は、意図的に削除された章があったとのこと。満州の扱いは、日本軍はロシアよりずいぶん良かったという箇所を削除したものだという。私はフラットな、...

映画ラストエンペラーを見て、この著が映画の原作ということで興味を持ち、読んでみた。「完訳」と題名に付いているのは、以前、岩波新書が出版した版は、意図的に削除された章があったとのこと。満州の扱いは、日本軍はロシアよりずいぶん良かったという箇所を削除したものだという。私はフラットな、一読者として読んだが、特に著者が日本軍部を称えるような記述はないし、かといって、削除するようなものでもないように思う。どちらにせよ、作者の意図に反して意図的に削除するようなことはあってはならないし、それを目くじら立てて責め立てるのも、読んでいて気持ちが良いものではない。 著としては、ラストエンペラーの補助としてとても読みがいがある。著者はシナ堕落の原因は皇室ではなく内務府にあると一環として主張している。一見外からは皇室であったり最も高い位置にいる人が一番の権力と資金を持っているようにみえるが、どの時代もそれを取り巻き、かつ、私利私欲に使うものがある意味一番金銭的地位的に富んでいたのかもしれない。そしてそれはいつの時代もか。後編読むのが楽しみだ。

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2016/02/10

 大清国王朝崩壊を皇帝・溥儀の家庭教師という立場からつぶさに観察したイギリス人の証言を綴った貴重な歴史書である。この地を支配した王朝の呼び名はあるが中国という国は過去には存在しない。西洋の民主主義思想が流入し、大清国王朝は緩やかに没落して行くのだった。政治的手案を持つ者はいるが起...

 大清国王朝崩壊を皇帝・溥儀の家庭教師という立場からつぶさに観察したイギリス人の証言を綴った貴重な歴史書である。この地を支配した王朝の呼び名はあるが中国という国は過去には存在しない。西洋の民主主義思想が流入し、大清国王朝は緩やかに没落して行くのだった。政治的手案を持つ者はいるが起用する制度がない。権力者である西太后はいたって凡人であり、彼女に言い寄る愚者の甘い言葉を信じ更なる悲劇を生む。浅田次郎著の『蒼穹の昴』『中原の虹』はあくまでフクションと知る。  歴史の真実とは、日露戦争で勝利した日本が当時既にロシア領となっていた満州を満州王朝に返したことである。このことがなければ広大な満州は戦後もロシア領であった可能性が高い。

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2010/06/18

清朝最後の皇帝溥儀の家庭教師であったRFジョンストンにより綴られ、日清戦争以後の清国衰退の様子と清皇帝溥儀についての内容。岩波書店により意図的に削除された部分を渡部昇一氏の呼び掛けがきっかけとなり補正した完訳版。 上巻では日清戦争に敗れ衰退し国土を奪われつつある中で西太后が厳しく...

清朝最後の皇帝溥儀の家庭教師であったRFジョンストンにより綴られ、日清戦争以後の清国衰退の様子と清皇帝溥儀についての内容。岩波書店により意図的に削除された部分を渡部昇一氏の呼び掛けがきっかけとなり補正した完訳版。 上巻では日清戦争に敗れ衰退し国土を奪われつつある中で西太后が厳しくなる情勢下を如何に奔走し溥儀が皇帝に就任したかが非常に詳細な描写で語られる。 歴史の第一次資料としても貴重な一書。

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