商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2010/07/01 |
JAN | 9784102015056 |
- 書籍
- 文庫
ゲーテ詩集
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ゲーテ詩集
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商品レビュー
3.6
32件のお客様レビュー
ゲーテの詩集。分かり…
ゲーテの詩集。分かりにくいものも、すんなり入ってくるものもある。読んでいて落ち着く詩集。
文庫OFF
. 『ゲーテ詩集』 著 : ゲーテ Johann Wolfgang von Goethe 訳 : 高橋健二 ◇ かの”ゲーテ”の創作物を読みました。 以前『ファウスト』を読んだことがありますが、詩という形式もあってか今回の読書は より難解な部分も多かったです。 正直なと...
. 『ゲーテ詩集』 著 : ゲーテ Johann Wolfgang von Goethe 訳 : 高橋健二 ◇ かの”ゲーテ”の創作物を読みました。 以前『ファウスト』を読んだことがありますが、詩という形式もあってか今回の読書は より難解な部分も多かったです。 正直なところ不明な点は沢山ありました。 ですが、補って余りある叙情と詞を与えてくれる 読書体験となりました。 過去に”ボードレール”の詩集『悪の華』を読んだ時と比べると、”ゲーテ”は印象は難解で、内容は具体性を持ち、他種に富むよう感じました。 また、高橋健二さんによる後書きに 「最後の時期即ち老ゲーテ時代、彼は深く透徹した英知の詩人になった。従って警句風のものが非常に多い。」 ともあるように、率直に言うとビジネス書的な 内容も多く感じました。 体感として”胡散臭くないビジネス書”的な詩が 幾らかありました。 とどのつまり素晴らしい読書体験でした。 幾つも好きな言葉を詩を与えてくれた中から 一つ引用します。 P.173 『伝説』より 「しかるべき時に骨惜しみせざりしならば、 なんじみずから手数を省き得たりしならん。 ささやかなることを軽んずるものは、 さらにささやかやることのために煩わされん」 素敵だと思います。そして、我が身に刻みたいと思った教訓です。 また『ファウスト』も読みたいと思いました。 .
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- ネタバレ
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ゲーテの叙事詩集。哀愁漂う作品から心が熱くなるような作品まで多様な作品が収録されている。前半はロマンスを描いた詩が多く、後半になるにつれて人生の戒めになるような詩が多くなる。 この本の中で気に入った詩が二つある。 •いや遠くさまよい出でんとするか。見よ、善きことはまことに近きあり。幸福をとらえる術を知れ、幸福は常に手近にあれば。 •つつましき願いよ、友のことばよ、この小さき本の中に生き続けよ! 二つ目の詩はこの本の最後の詩なのだが、本当に洒落た締め方だと思った。この願いの通りゲーテの言葉は生き続けている。これは18〜19世紀頃の詩なのだが全く色褪せていない。むしろ優れた言葉選びが言葉を鮮やかにしているようにも思える。このような優れた詩を忘れずにいたい、もしも忘れずにいたらそれは自分の中で生き続けているようなものだろう。
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