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青べか物語 新潮文庫
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青べか物語 新潮文庫

山本周五郎(著者)

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青べか物語 新潮文庫

649

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/新潮社
発売年月日 2002/12/01
JAN 9784101134031

青べか物語

¥649

商品レビュー

4

27件のお客様レビュー

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2026/02/16

漁師町を舞台に、そこで暮らす人々の生活や人間模様が主人公である先生の体験談として語られていく。場所は浦粕とあるが、浦安であることは明白。今はなき東京湾に広がる広大な干潟の情景が文章を通して鮮明に浮かんでくる。失われた人々の暮らしの様子があり、まるで歴史を垣間見るようでもある。 住...

漁師町を舞台に、そこで暮らす人々の生活や人間模様が主人公である先生の体験談として語られていく。場所は浦粕とあるが、浦安であることは明白。今はなき東京湾に広がる広大な干潟の情景が文章を通して鮮明に浮かんでくる。失われた人々の暮らしの様子があり、まるで歴史を垣間見るようでもある。 住人のいわばご近所トラブルが今の世の中ではあり得ないほど明け透けに語られている。この時代に生まれてたらと想像すると寒気を覚えるくらいに。コンプライアンスに縛られた現代からでは考えられないほど、直情的でかつアグレッシブな言動に赤面してしまうが、ここまで言いたいことを言えていたのかと羨ましさもある。 海の町ならではの逢瀬の場所やレジャー、子どもらの小遣い稼ぎの方法と読んでいくうちに浦粕の場所や人への愛着が湧き上がり、読了後はどこか懐かしさと郷愁の切なさが込み上げた。

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2025/10/10

田舎の人たちとの触れ合いという題材だと、心温まるような物語が展開されるんじゃないかと安直に考えてしまっていたが全く違った。 舞台は昭和初期の浦安(作品の中ではもじっていたが。)、およそ善良とは言えない人々とのあまり心は温まらない触れ合いが描かれている。 こういう前にも悪にも分...

田舎の人たちとの触れ合いという題材だと、心温まるような物語が展開されるんじゃないかと安直に考えてしまっていたが全く違った。 舞台は昭和初期の浦安(作品の中ではもじっていたが。)、およそ善良とは言えない人々とのあまり心は温まらない触れ合いが描かれている。 こういう前にも悪にも分けられないむき出しの人間が描かれる作品は面白くて好きだ。

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2024/12/25

「青べか物語」名前と舞台が浦安だということは知っていた。青く塗ったのり採り用の船、べか船。「べか」は床を押すと「ペコペコ」いうくらいの薄い板で作ってあることから、「ぺこ」がなまって「べか」のなったのだという。そんな船の廃船を高く(修理費含め)売りつけられ、浦安の海に浮かべての漁師...

「青べか物語」名前と舞台が浦安だということは知っていた。青く塗ったのり採り用の船、べか船。「べか」は床を押すと「ペコペコ」いうくらいの薄い板で作ってあることから、「ぺこ」がなまって「べか」のなったのだという。そんな船の廃船を高く(修理費含め)売りつけられ、浦安の海に浮かべての漁師との関わり合いが昭和の匂いを奏でる。男女関係は元禄時代(いや平安時代か)を彷彿とさせる。そんな頃から在日コリアンはエネルギッシュだったのであるよ。東京ディズニーランドのカヌー漕ぎなんかも青べかでやれば、浦安の伝統が残せたのになぁ~

Posted by ブクログ