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グレッグ・アーウィンの英語で歌う、日本の童謡
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グレッグ・アーウィンの英語で歌う、日本の童謡

グレッグアーウィン【訳詩・エッセイ・歌・英語】, 雨宮知子【歌・日本語】

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グレッグ・アーウィンの英語で歌う、日本の童謡

2,619

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商品詳細

内容紹介 //付属品~CD1枚付
販売会社/発売会社 ランダムハウス講談社/ランダムハウス講談社
発売年月日 2007/03/23
JAN 9784270002018

グレッグ・アーウィンの英語で歌う、日本の童謡

¥2,619

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2015/11/08

日本人の誰もが聞くと心がしんみりするだろう名曲中の名曲「故郷(ふるさと)」。私は特に3番の後半「山は青き ふるさと/水は清き ふるさと」のところが、佐藤春夫の望郷五月歌「空青し山青し海青し」にも通じる、日本の美しさを凝縮した感じがして大好きだ。 ここをグレッグは、こう歌う。 “...

日本人の誰もが聞くと心がしんみりするだろう名曲中の名曲「故郷(ふるさと)」。私は特に3番の後半「山は青き ふるさと/水は清き ふるさと」のところが、佐藤春夫の望郷五月歌「空青し山青し海青し」にも通じる、日本の美しさを凝縮した感じがして大好きだ。 ここをグレッグは、こう歌う。 “crystal waters, mighty mountains, shining like an emerald stone I hear it calling me, my country home” (澄んだ水、雄雄しい山々、まるでエメラルドの輝きのよう ああ私を呼んでいる ふるさとよ) 日本の童謡の美しいメロディーと日本語のもつ美しい調べを基礎としながらも、グレッグは、生地のアメリカ中西部の州ウイスコンシンへの想いをさらに加えて歌う。彼にとっての故郷も、多くの日本人がそうであるように、美しい風景が美しい思い出といっしょになって、何時までも胸の奥に残ってるんだっていうのがよくわかる。 やっぱり英語と日本語との特性の違いは感じられる。英語は明確な意味を示すことを言葉に求め(春の小川は“さらさら”行くよ、というような使い方は英語にない)、グレッグの歌い方も、感情の表出こそ美徳というアメリカ式作法そのままにメリハリがつけられ、アクセントが効いている。だからはじめは「あれっ、何か聞きなれた日本語の童謡とは違うな」って、多くの日本人は感じるのだろうか。 でも、HISで忌野清志郎が日本語詞で歌う“500マイル”だって、アメリカ人が聞いたらあれって感じかもしれない。だけど清志郎の思い入れたっぷりのもう1つの“500 miles”は、原曲と同じように私の心を打つ。 グレッグの童謡も同じだと思う。先入観を離れて、グレッグの心に思いを馳せることで、彼の心から反射されたもう1つの童謡世界が姿を現し、名曲の数々の新しい魅力に気づくはず。 あと、私が印象に残ったのは「しゃぼん玉」についてのグレッグのエッセイ。私も知らなかったが、歌詞の「こわれて消えた」「飛ばずに消えた」というのは、2人の子どもを幼くして亡くした、作詞者の野口雨情の悲しみが込められていたらしい。グレッグも雨情の悲しい事実をあとで知り、歌詞を子どもが陽気に遊ぶ情景を表現したものから憂いを帯びたものに変えるべきかと当初は悩んだ。でも雨情はそういう喪失の経験を経て、それゆえに多くの子どもに愛されるように遊び心あふれる歌に昇華させたのだと思い直し、あえて元通りの歌詞にしたそうだ。 そんなやさしくて豊かな感性をもったグレッグが歌う童謡だから、何回聴いても、私の胸に染み込んでくる。 (2012/11/21)

Posted by ブクログ

2012/11/17

テレビで紹介されていて著者にとても好感を持ちました。赤蜻蛉もただred dragonflyと訳すでなく「夕日のような赤い蜻蛉」のようにして英語にした際の響きとともに日本語で描かれた情景を大切にしているところなど素敵に感じました。読んでみたいです。

Posted by ブクログ

2007/10/08

聞く Listening 日本人にとってはとても懐かしい、美しい子どもの歌(花、朧月夜、浜辺の歌など)が日本語と英語の両方で歌われています(CD付き)。訳者による解説も日本語、英語の両方で書かれています。イラストも美しく、贈り物にもできるいい本です。

Posted by ブクログ

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