商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 春秋社/春秋社 |
発売年月日 | 2007/02/01 |
JAN | 9784393935118 |
- 書籍
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「君が代」考
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「君が代」考
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政治的な「君が代」論争から距離をおきつつ、「君が代」の調性を音楽学から分析した著作。君が代は著者の理論では「陽類ナチュラル均二調レ旋法」で、「1#均」への転均を含むということになるようです。雅楽の「壱越調律旋」であるという説は、7音律の雅楽音階を5音律の「君が代」にあてはめたミス...
政治的な「君が代」論争から距離をおきつつ、「君が代」の調性を音楽学から分析した著作。君が代は著者の理論では「陽類ナチュラル均二調レ旋法」で、「1#均」への転均を含むということになるようです。雅楽の「壱越調律旋」であるという説は、7音律の雅楽音階を5音律の「君が代」にあてはめたミスカテゴリーだそうです。音楽教師に向けて書かれた論文で、音名と階名、移動ド唱法などの基本があると読みやすいかもしれません。均と調については、通常の調性記号は「均記号」とするべきで、「無限音階の絶対音高位を指すのが、均であって、旋法の絶対音高位を指すのは調である」そうです。「均」は中国音楽の用語で、主音や、主音によって定まった音組織の総和を指すのですが、なかなか難解です。ほかに、「唐樂」や「中国の七声名」(陳応時理論への補足)などもあり、中国音楽を学ぶには理解しなければいけない本でしょう。音楽学学会の紹介文を読むと、著者の理論は広く受け入れられているとはいえないが、正面切って反論できる人も少ないとのこと。難しいことを捨象しないで、きちんと語る人には、追従者はすくないものだし、しかたがないんじゃないかと思います。譜例に階名をふってくれたら、もう少しわかりやすいと思います。同じ著者の『読譜力』も読んでみないといけません。
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