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南総里見八犬伝 ビジュアル版 日本の古典に親しむ13
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 世界文化社/世界文化社 |
発売年月日 | 2007/02/15 |
JAN | 9784418072019 |
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南総里見八犬伝
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商品レビュー
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(2012.11.16読了)(2012.11.12借入) 図書館の蔵書検索で、「杉浦明平」を検索してみたら、この本がヒットしてきました。杉浦明平さんの本は、結構読んできたのですが、この本は読んでいませんでした。 最近『平家物語』『方丈記』『御伽草子』などの古典読んでいるので、つい...
(2012.11.16読了)(2012.11.12借入) 図書館の蔵書検索で、「杉浦明平」を検索してみたら、この本がヒットしてきました。杉浦明平さんの本は、結構読んできたのですが、この本は読んでいませんでした。 最近『平家物語』『方丈記』『御伽草子』などの古典読んでいるので、ついでに読んでしまうことにしました。 ビジュアル版・日本の古典に親しむ、と言うシリーズの一冊で、少し大きめの本です。 1975年に刊行された本のリニューアル版のようです。 滝沢馬琴作の「南総里見八犬伝」の縮約版と言うところでしょう。ただし、八犬士勢揃いのところで終わっています。 縮約版でも十分面白く読めます。ページ数も170頁ほどですので、読み切れる厚さです。 八犬伝の時代は、15世紀半ば、室町時代です。場所は、千葉県が中心で、茨城、栃木、群馬、東京、神奈川、静岡、と比較的広範囲に及んでいます。 物語は、八房という犬に敵の大将の首を持ってきたら、伏姫を褒美にやる、とつぶやいたことが発端となります。八房と過ごした伏姫のお腹から8つの玉が飛び出し、いずこかにとんで行ってしまいます。八つの玉には、仁、義、礼、智、信、忠、孝、悌の文字が入っています。その玉を持っている青年たちには、体のどこかに牡丹の花に似た痣があります。 犬士たちが困難をのりこえながら、次々と登場し出会い、里見家の再興に立ち上がります。 犬士たちの前に何度も現れて、苦しめるのは、船虫という毒婦です。なかなかにしぶといので、何度もハラハラさせられてしまいます。 もっと長いので読んでみたくなりましたが、あまり長いのも大変なので、ほどほどのところで我慢したいと思います。 結構凄惨な場面も出てくるので、小学生はやめておいた方がいいでしょう。もともと、大人向けの物語でしょうから。 【目次】 第一部 不思議な玉を持つ犬士たち 犬に乗る少女 番作切腹す 犬川荘助 糠助の遺言 村雨丸の行方 浜路危難に陥ちる 円塚山の夜 芳流閣上の血闘 古那屋一家 房八と沼藺 伏姫と八房 第二部 苦難、流浪そして勢揃いへ 三犬士、額蔵を救う 道節、贋定正を斬る 小文吾、船虫と会う 馬加大記の陰謀 女田楽旦開野 庚申山の夜 雛衣あわれ 二人目の浜路 小千谷の船虫 相模小僧 船虫の最後 毛野、逸東太を討つ 八犬士勢揃い ☆杉浦明平さんの本(既読) 「明平、歌と人に逢う」杉浦明平著、筑摩書房、1989.07.05 「夜逃げ町長」杉浦明平著、講談社、1990.11.30 「なつかしい大正」杉浦明平著、福武書店、1991.06.25 「偽最後の晩餐」杉浦明平著、筑摩書房、1992.12.15 「今昔ものがたり」杉浦明平著、岩波少年文庫、1995.06.08 「暗い夜の記念に」杉浦明平著、風媒社、1997.01.10 「崋山探索」杉浦明平著、岩波・同時代L、1998.05.15 「当てはずれの面々」杉浦明平著、岩波書店、1998.08.26 (2012年11月17日・記)
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