豪商たちの時代 徳川三百年は「あきんど」が創った

脇本祐一【著】

• 販売会社／発売会社: 日本経済新聞社/日本経済新聞社
• 発売年月日: 2006/10/19
• JAN: 9784532165734

商品レビュー

2016/04/27

博多、大阪、京都などの商人から見た江戸時代。

経済政策は、現場の声をおろそかにすると失政する。江戸幕府は、商人に任せたのがよかった。

秀吉は、外交では失敗したが、内政にはものすごく力を入れていた。(天下統一のために全国を駆け回りながら)

江戸時代は、昔の時代というだけでなく、今を生きる我々にもヒントを与えてくれる。

鎖国で泰平の世になり、そこかしこに独創的で先進的な知恵、工夫、チャレンジ精神が発揮された。

三百諸藩が自立した分権国家だった。

2010/11/15

関西、大阪から江戸時代の経済を見たら商人の活躍が見えてくるという内容。読みやすい。
第一章・日本人と「海の遺伝子」（・・・海に向かう九州博多）
第二章・「天下の台所」を築いた人々（・・・八百八橋の水の都大坂開発）
第三章・商人の時代と「三都」の物語（・・・中央市場大坂、ブランド京都、消費地江戸）
第四章・動く総合商社・北前船（・・・買い積みベンチャー船長の登場）
第五章・元禄バブルと大衆消費社会の到来（・・・河内大和川の付け替え）
第六章・江戸の産業革命（・・・商品経済の主役は木綿）
第七章・江戸の構造改革（・・・大坂蔵屋敷と商品先物市場）
第八章・江戸地回り経済圏の成立から開国
付録・江戸時代のおもなできごと年表