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この子だれの子 講談社青い鳥文庫
682円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
| 発売年月日 | 2006/10/16 |
| JAN | 9784061487390 |
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この子だれの子
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商品レビュー
3.9
11件のお客様レビュー
たぬがわさんのレビューで「えっ?これもしかして未読?」と思って紐解きました。ご存知のように、私は宮部みゆき「ほぼ」コンプリートを目指しています。新刊文庫本は必ずチェックするようにしているので、普通ならば未読はあり得ないのです。青い鳥文庫ということで、見逃したのかと思いました。 ...
たぬがわさんのレビューで「えっ?これもしかして未読?」と思って紐解きました。ご存知のように、私は宮部みゆき「ほぼ」コンプリートを目指しています。新刊文庫本は必ずチェックするようにしているので、普通ならば未読はあり得ないのです。青い鳥文庫ということで、見逃したのかと思いました。 結果は⸺過去本の再収録でした。初期短編集「我らが隣人の犯罪」から四篇を採っていました。実は嘘つきました。手に取る前から、殆ど予想はしていたんです。騙されても良い、こういう再会も嬉しいかもしれないと思って取り寄せたのです。 この本の「あとがき」(これは新たな文章)で、「小説には、こういう「物語のための嘘」というものが、いろいろな形で仕掛けられていることがあります」と、まるで私を庇うように書いてくれています(←嘘)。それは「作者が深く考えて」「決心してつく嘘です」と宮部みゆきさんは子供たちに言っています。 そうなんです。小説家が創る「虚構」は「決心してつく嘘」なんです。とっても大切なことだから2回書きました。だから、嘘の中に真実が入っています。幾つものリアルに乗せられて、いつか作者が描く虚構に愉しむ。思うに、読書の歓びです。 30数年振りの「再会」でした。どれも丸切り覚えていませんでした。私はホントに読んだのか?瑞々しい宮部みゆきがそこにいました。少年たちは賢く、あざとく、純粋。そして、それを助ける渋い叔父さんたち。まるでタイムマシンで彼女の若い魂に出逢ったみたい。次の事をみゆきさんに言うのは止めにしました。 「貴女はこれから、傷つき苦悩する少年たちを描かなければならない。暗黒に堕ちる大量の大人を描かなければならない。そうして、貴女自身が、その事で傷つくのです」 今はレビューの時の幸せな忙しさを、味わっていてください♪
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大好きな本を再読。 宮部みゆき氏の持ち味が活かされており、読みやすさと面白さは抜群。 合間合間のイラストはスッキリしたものながら、どこか温かみがあり印象に残る。 児童向け短編ミステリーなので、サクッと読めて読了感もよい。 特に最初の短編は、台詞回しがキレッキレで内容も自分の予想を...
大好きな本を再読。 宮部みゆき氏の持ち味が活かされており、読みやすさと面白さは抜群。 合間合間のイラストはスッキリしたものながら、どこか温かみがあり印象に残る。 児童向け短編ミステリーなので、サクッと読めて読了感もよい。 特に最初の短編は、台詞回しがキレッキレで内容も自分の予想を大きく上回るものだった。 今回の再読で、当時の感動を思い出す。 人が死ぬような話はなく、本当にあっと驚くお話が詰まった作品集なので、読書が苦手な人にもおすすめ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
宮部みゆきさんの本は初めてです。 子供向けだと読みやすいかと思い、選択。 最後の話、実際B型肝炎患者の関係者が読むと複雑な気持ちになられるかもしれません。 子供たちに変な先入観が植え付けられないよう、せめて後書きででも訂正してもらえると良かったので星2つ。
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