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思春期をめぐる冒険 心理療法と村上春樹の世界 新潮文庫
605円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/新潮社 |
発売年月日 | 2007/05/28 |
JAN | 9784101319513 |
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思春期をめぐる冒険
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思春期をめぐる冒険
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商品レビュー
4.3
11件のお客様レビュー
あちら側の世界に、たしかに思春期にはそういえばしばしば行ってたんだなあと。 側にいて待つ。 いつかくる我が子の思春期に、わたしはそれができるか。 …しないとね。自分もきた道ですから。
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(その1)この本を読みながら自分の思春期について思い返してみた。大して反抗的にも暴力的にもならなかった。「自分のことを見てほしい」という思いからか、いたずらとかルール違反の服装・髪をして叱られたこともある。いわゆる不良グループの近くにいたこともあるが、一緒にタバコをすったり、万引...
(その1)この本を読みながら自分の思春期について思い返してみた。大して反抗的にも暴力的にもならなかった。「自分のことを見てほしい」という思いからか、いたずらとかルール違反の服装・髪をして叱られたこともある。いわゆる不良グループの近くにいたこともあるが、一緒にタバコをすったり、万引きをしたりはしなかった。腹痛が続けば胃潰瘍ではないか、頭痛が続けば脳腫瘍、肩などが痛ければ骨肉腫ではないかと、自分の身体と死について考えた。性的には早く芽生えたけど、遅咲きだった。本書を読んで村上春樹の小説を思い起こした。その意味をもう一度考え直した。村上春樹ファンで日々思春期の子ども達と接する仕事をしているものにとって、本書は本当に示唆的で刺激的であった。 (その2)ちょっと事情があって読み返しました。我が家に思春期をめぐって問題を抱えた人間が1人いるからです。まあ、深い井戸の底にでも降りて行っているようなので、しばらく待ってやるしかないのだと思います。ぶらぶらゲームばかりしているのでなく、「海辺のカフカ」でも読んだらどうかと差し出しましたが、一向に読みそうな気配はありません。森毅著「まちがったっていいじゃないか」には余計に反発心がはたらいたようです。(中身は見ていないと思いますが。)素直に受け止める方が楽なのに、しんどい生き方しかできないのでしょう。著者は島根大学でカウンセリングをされています。パートナーの実家が島根なので、機会があれば相談に乗っていただきたいところなのですが。
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一人のクライエントの事例(Aさんの娘)と村上春樹の作品をリンクさせながら、心の中で何が起こっているのかを解き明かしてくれるのでわかりやすい。 たまにネタバレがあるので、まだ村上春樹作品を読み終わっていない人は注意かな。 思春期の子どもをもつ親御さんとか、心が辛い人、治療者、村上...
一人のクライエントの事例(Aさんの娘)と村上春樹の作品をリンクさせながら、心の中で何が起こっているのかを解き明かしてくれるのでわかりやすい。 たまにネタバレがあるので、まだ村上春樹作品を読み終わっていない人は注意かな。 思春期の子どもをもつ親御さんとか、心が辛い人、治療者、村上春樹を理解し直したい人にはかなりオススメな内容。読んでいるうちに癒される気がする。 「たましい」と「あちら側の世界」いう概念がイマイチぴんとこない。そもそも理解を越えたものなのだろうが。 ・「あちら側の世界」と「こちら側の世界」はバラバラに存在しているのではなく、一本の線のようなもの。それを繋いでいるのが「たましい」。 『海辺のカフカ』の入り口の石というのは、まさにこの存在なのか。
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