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会計の時代だ 会計と会計士との歴史 ちくま新書
770円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/筑摩書房 |
発売年月日 | 2006/12/07 |
JAN | 9784480063298 |
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会計の時代だ
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会計の時代だ
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商品レビュー
3.3
9件のお客様レビュー
サブタイトルが示すように、会計と会計士の歴史について、ごく簡単に解説している本です。とっつきにくい会計を学ぶきっかけになるかと思い本書を手に取ったのですが、じつのところもう少し会社や企業に関する経営史と絡めた叙述を展開してほしかったように思います。 もっとも、会計そのものの内容...
サブタイトルが示すように、会計と会計士の歴史について、ごく簡単に解説している本です。とっつきにくい会計を学ぶきっかけになるかと思い本書を手に取ったのですが、じつのところもう少し会社や企業に関する経営史と絡めた叙述を展開してほしかったように思います。 もっとも、会計そのものの内容には立ち入らずに、会計と会計士の歴史について新書で解説するという制約があったためかもしれませんが、個人的には少し期待外れでした。それでも、本書を導入にして、もう少し会計の歴史について学んでみたいという気持ちになりました。
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近年、ビジネス教養のひとつとして脚光を浴びている会計学だが、これを勉強しようと思うと、 その退屈さに音をあげたくなる。 けれども、その「歴史」を追ってみると、ひょっとしておもしろく会計を学べるかもしれない。 「複式簿記」「期間計算」「発生主義」など会計学の重要概念誕生の経緯から、 「会計士」がどんな仕事をこなし、どんな社会的地位を占めてきたのかまでを辿り、会計だけでなく、株式会社や資本主義社会の問題を考え直すにも格好のテキスト。会計の勉強がイヤになった人もどうぞ。 本書は「会計の歴史(2〜5章)」と「会計監査の歴史(1、6、7章)」で構成されている。 第4章では企業形体(の近代化プロセス、 すなわち株式会社の形成プロセスが、ギルドから合本会社、東インド会社の成立[1602年]、 南海バブルの崩潰、産業革命以降の企業形体の発展が論じられている。 第6章「会計プロフェッション」では この職業が初めて登場したのはスコットランドで1854年のこと(エディンバラ会計士協会)、 続いてイングランドに登場した。 初期の仕事は、破産関係業務で、後に監査業務が加わったことが指摘されている。 第7章「近代会計制度の成立」では、 監査の仕事が会計士の仕事の中枢となっていく過程が解明されている。 本書は冒頭で、会計とは何か(「accountは説明」の意味)から始まって、 財産の管理との関わりで委託、 受託の概念がキーワードとして示され、 監査の重要性、会計プロフェッションが登場する必然性、 複式簿記の意味(資本と利益とを対象として体系的に行われる記録ないしそのジステム)などが解説され、 以後、会計の歴史 (15世紀イタリア[複式簿記]→16,17世紀ネーデルランド[期間計算]→18,19世紀イギリス[発生主義])を たどるという構成をとっている。 著者によれば、近代会計制度は機能面と構造面とから捉えることができるとのこと。
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「「会計」という一見退屈で無味乾燥なものも、「歴史」という観点で捉えれば、潤いが出てくる。」という著者のメッセージ通りの読後感。期間計算や発生主義等について、今当たり前となっている概念や制度が何故取り入られるようになったか、歴史を手掛かりに解釈していくというスタンスが非常に興味深...
「「会計」という一見退屈で無味乾燥なものも、「歴史」という観点で捉えれば、潤いが出てくる。」という著者のメッセージ通りの読後感。期間計算や発生主義等について、今当たり前となっている概念や制度が何故取り入られるようになったか、歴史を手掛かりに解釈していくというスタンスが非常に興味深かった。
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