商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 論創社/論創社 |
発売年月日 | 2007/01/20 |
JAN | 9784846007638 |
- 書籍
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グランダンの怪奇事件簿
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グランダンの怪奇事件簿
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商品レビュー
4
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ブラックウッドのサイレンス、ホジスンのカーナッキに連なるオカルト探偵小説。この手の小説の場合超自然現象が実在するのかどうか、そしてそれを一般市民は認識しているのかどうか、そして探偵が超常能力を持っているかどうかによってテイストが変わってくるのだが、この本は一般市民はその存在を知らないが、超自然現象は確実に存在しているという設定である。探偵であるグランダンは特殊能力は持たないが、その筋の経験豊富で助手役の医者トロウブリッジとともに知識を武器に事件を解決していく。どちらかと言うと様々な超自然現象の紹介にとどまっているような作品が多く、そのあたりは時代を感じさせるのだが、「眠れぬ魂」の悲恋の発想あたりは素晴らしい。1920〜30年代発表という時代を加味して味わうのが吉かと。
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オカルト探偵ジュール・ド・グランダン教授とトロウブリッジ医師が出くわす不可解な事件の数々。それは純然たるオカルト・ホラーであったり、あるいはトンデモ科学のようなものであったり。どれもが奇妙で不思議で奇想天外な短編集です。 初っ端「ゴルフリンクの恐怖」からしてあまりにとんでもない作...
オカルト探偵ジュール・ド・グランダン教授とトロウブリッジ医師が出くわす不可解な事件の数々。それは純然たるオカルト・ホラーであったり、あるいはトンデモ科学のようなものであったり。どれもが奇妙で不思議で奇想天外な短編集です。 初っ端「ゴルフリンクの恐怖」からしてあまりにとんでもない作品でした。いやいやいや、そんなのってありか? と唖然。他の作品も予想の斜め上を行くようなとんでもない物語ばかり、と思えましたが。しかし真っ当(というのも変か)なホラー要素のある作品もあり、充分に楽しめました。 お気に入りは「眠れぬ魂」。恐ろしいと同時に、物悲しいロマンスに溢れた物語です。「フィップス家の悲運」も好き。これも印象的なロマンス絡みの部分があるけれど、それ以上に一族にまつわる深い因縁と呪いにぞくぞくさせられました。 「ウォーバーグ・タンタヴァルの悪戯」も酷い話で印象的。ラストでとんでもないものが出てくるけれど、あれが出なくてもぞっとさせられる話でした。「悪戯」どころじゃないですってこれは。
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「ウィアードテールズ」の看板オカルト探偵、ジュールドグランダンがまとめて読める幸せ。ユーモアのある自惚屋のパリ大学教授のグランダンが溢れるほどの知識と論理的思考でゴーストを退治し事件を解決していく。ワトソン役は開業医のトロウブリッジ。狼男、ゾンビ、吸血鬼…。ブームを巻き起こした初...
「ウィアードテールズ」の看板オカルト探偵、ジュールドグランダンがまとめて読める幸せ。ユーモアのある自惚屋のパリ大学教授のグランダンが溢れるほどの知識と論理的思考でゴーストを退治し事件を解決していく。ワトソン役は開業医のトロウブリッジ。狼男、ゾンビ、吸血鬼…。ブームを巻き起こした初登場の「ゴルフリンクの恐怖」はもちろん、どれもワクワクもの。亡霊の処刑に電気を使ったりゾンビの食事に肉を混ぜて墓に帰らせたり、そうした手法も楽しい
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