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マキァヴェッリの生涯 その微笑の謎
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マキァヴェッリの生涯 その微笑の謎

マウリツィオヴィローリ【著】, 武田好【訳】

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マキァヴェッリの生涯 その微笑の謎

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社/白水社
発売年月日 2007/06/20
JAN 9784560026250

マキァヴェッリの生涯

¥3,740

商品レビュー

4.5

4件のお客様レビュー

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2024/08/21

「読者は、マキァヴェッリが過ごした日々を脳裏に思い描きながら、彼が生きた時代を追体験することができるだろう。」 まさにこれです。この伝記は彼がどんな生涯を生き、何と戦っていたのかということを臨場感満載で追っていくことになります。 私はこの本を読んで驚きました。「マキァヴェッリ...

「読者は、マキァヴェッリが過ごした日々を脳裏に思い描きながら、彼が生きた時代を追体験することができるだろう。」 まさにこれです。この伝記は彼がどんな生涯を生き、何と戦っていたのかということを臨場感満載で追っていくことになります。 私はこの本を読んで驚きました。「マキァヴェッリってこんな目にも遭っていたのか!」とショックを受けました。まさか彼が失脚させられ謀反の疑いまで掛けられ、愛するフィレンツェの街から拷問までされていたとは・・・ そして田舎に閉じこもり書物と向き合い、そこから自身の外交官体験と照らし合わせて作られたのが『君主論』だった。この流れには痺れました。

Posted by ブクログ

2014/04/29

マキャベリズムの言葉で有名なマキャヴェッリ。 本書は彼の伝記で、当時のフィレンチェ、そして分裂し外国勢力の侵入に対して脆弱だったイタリア全体の状況を解説しながら、その人生の養育時から最期までを記しています。 冷徹な政治思想家と見られることの多い彼の恋愛模様と言った人生の喜びや、...

マキャベリズムの言葉で有名なマキャヴェッリ。 本書は彼の伝記で、当時のフィレンチェ、そして分裂し外国勢力の侵入に対して脆弱だったイタリア全体の状況を解説しながら、その人生の養育時から最期までを記しています。 冷徹な政治思想家と見られることの多い彼の恋愛模様と言った人生の喜びや、彼を「マキャ」と呼ぶ友人たちとの友情、そしてキャリアの断絶による深い失望等、人間らしい側面も描かれており、また、後年マキャベリズムと称される事となった彼の政治思想がなぜ生まれたのかが理解できる内容となっています。 率直に評価すれば、本書には著者がマキャヴェッリに肩入れしすぎているのではと感じた箇所もありましたが、マキャベリズムと言う言葉が一人歩きしている現状を鑑みれば、その言葉野本となった人物の人生を紹介している本書は価値ある一冊と言えるのではないでしょうか。 また、本書は約280頁の全22章、つまり1章あたり平均十数ページと読みやすくなっておりますので、就寝前の軽い読書などに丁度良いのではないかと思います。 マキャベリズムと言う言葉は知っていても、マキャヴェッリについては知らないと言う方におすすめです。 以下、備忘録 派閥間の血なまぐさい暴力沙汰が耐えないフィレンチェ。 この地にて知識人の両親のもと成長したマキャヴェッリは、メディチ家放逐後のフィレンチェ共和国の第2書記局書記官に任官。 以後、同共和国の外交・軍事問題の実務家・専門家として様々な職務に当たる。 中でもチェーザレ・ボルジアとの出会いはマキャヴェッリに大きな影響を与え、彼はチェーザレ・ボルジアにフィレンチェが必要とするも持てていない決断力、行動力、そして軍事力の3要素を見た。 その後、チェーザレ・ボルジアの最期を見届けたマキャヴェッリは、フィレンチェに古代ローマに範をとった市民軍を設立。 その指揮を自らとり、フィレンチェ共和国と敵対していたピサを攻略、これに成功した。 しかし、その成功は特権階級を中心とする妬みを買い、メディチ家復権とともに政治中枢から追いやられ、投獄される事となる。 牢から解き放たれた後は任官先もなく、「君主論」を執筆して自らの能力をアピールし、メディチ家の元での任官を目指すもこれに失敗。 以降、任官を目指すごとに失望を重ねた彼は、喜劇作家に転身し、成功を収める。 そして晩年。 イタリアに侵入したドイツ皇帝カール5世配下の軍勢からフィレンチェを、そしてイタリアを守る為、再び表舞台へと押し上げられる。 彼の奮闘もありフィレンチェを守ることは出来たが、教皇クレメンス7世の誤った判断によりローマ略奪が起きる。 その後、マキャヴェッリ死去

Posted by ブクログ

2012/11/06

翻訳者は武田好先生。NHKで放送中の100分de名著の解説をされていた方です。 今のところ読了したマキァヴェッリ関係の本では触れられていないことも書かれていたので、非常に興味深いです。

Posted by ブクログ

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