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漱石先生からの手紙 寅彦・豊隆・三重吉
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漱石先生からの手紙 寅彦・豊隆・三重吉

小山文雄【著】

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漱石先生からの手紙 寅彦・豊隆・三重吉

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 2006/11/28
JAN 9784000237147

漱石先生からの手紙

¥2,200

商品レビュー

4.5

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2024/11/26
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※このレビューにはネタバレを含みます

2024.11.26読了。 著者の漱石一門への愛が滲み出ている良書。 たまたま「三四郎」を読み終えたタイミングで、漱石山房記念館と、そこで開催されている「『三四郎』の正体 夏目漱石と小宮豊隆」展の存在を知り、それに行ってきたのがきっかけで、義母が持っていたこの本を貸していただいた。 展示されていた手紙についても、それ以外のことについても詳細に述べられていて、読んでいて楽しかった。 この展示はあくまで小宮豊隆メインなので、寺田寅彦や鈴木三重吉についての情報が薄めだった私にぴったりな本だった。 というか漱石やその門下生たちについて知らなさすぎたので、この本がなければ、漱石の優しく厳しい「先生」としての人柄の素晴らしさや、それが門下生たちに影響を及ぼしたり受け継がれたりしていっている様子をこんな風に具体的に感じ取ることはできなかったと思う。 私もその場にいたかった。…いや、いたとしてもたいした人間にはなれないだろうという自信はあるが、漱石が一体どんな声色で、表情で、彼らに接したのだろうかということが気になる。木曜会にタイムスリップしたい。(きっと危険なまでに心酔することだろう。) そんな欲求を掻き立てる本。 それから、大学時代に部室や研究室で集まって話したり合宿したりしたこと、また、先輩方に憧れたことを思い出した。 そのときの自分にはあまりできなかったが、これからは漱石先生のように、「長者の優しさ」をもって接することを目指していきたい。難しいと思うけど。 《追記》 ・豊隆と三重吉が、漱石の引っ越しの手伝いで、それも本の整理で初めて接近したというエピソードからは、三四郎と美禰子が広田先生の引っ越し手伝いがきっかけで仲良くなった場面を思い出した。 ・三重吉の長い手紙が盗まれて、しかもトイペの用途で泥棒に使われていたというエピソードからは、「門」で大家の家に泥棒が入り、手文庫から手紙が散らばり、下には大便も…という場面を思い起こした。このとき「なぜ大便?」と思っていたのだが、本書でその意味が初めて分かった。盗まれるだけでも迷惑なのに、当時の泥棒はひどい。

Posted by ブクログ

2012/07/28

漱石のような偉大な人に師事できれば、人生こんな素晴らしいことはないであろう。この書籍に登場する寺田寅彦、小宮豊隆、鈴木三重吉三人だけでなく、漱石門下生は様々な分野で活躍するのも尤もなことだと想う。 メールでのやりとりでは、果たして有り難味は伝わるのだろうか。やはり自筆の手紙を幾度...

漱石のような偉大な人に師事できれば、人生こんな素晴らしいことはないであろう。この書籍に登場する寺田寅彦、小宮豊隆、鈴木三重吉三人だけでなく、漱石門下生は様々な分野で活躍するのも尤もなことだと想う。 メールでのやりとりでは、果たして有り難味は伝わるのだろうか。やはり自筆の手紙を幾度となく読み返すことにより、手紙の主の気持ちもじわじわと身に浸みてくるものと想う。

Posted by ブクログ

2011/12/24

請求記号:910.2ナ 資料番号:010956993 漱石先生の本物の優しさは、寅彦から宇吉郎へと伝えられています。

Posted by ブクログ

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