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苦いオードブル ハヤカワ・ミステリ1797
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房/早川書房 |
発売年月日 | 2007/03/10 |
JAN | 9784150017972 |
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苦いオードブル
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苦いオードブル
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ドルが、経営者としてしっかりしてた。 ついこないだ(昨日読んだばっかだったからw)まで 探偵としては、まだまだ駆け出しだったのにw ドルの所の駆け出しエイミーが巻き込まれる事件。 ドルの時もそうだったけど、今回も関係者が被害者です。 巻き込まれたエイミーは、自分も被害者で、嫌疑もかけられて。 たまたま知り合って好意を持ってくれたテカムス・フォックスに相談するわけだ。 そして、エイミーの事を気に行ってたフォックスは、費用もぜーんぶ自分持ちで事件に挑む。 若くて美人って、いいわね。 果たしてアーサー・ディングリー伯父さんを殺害したのは誰なのか!? この殺害は、缶詰にキニーネ入れられてた事と関連があるのかないのか!? 買収しようとしていたP&B社の副社長 レナード・クリフなのか? こちらも買収をしようともくろんでいるとされる、メトロポリタン・トラストのガスリー・ジャッドなのか? エイミー・ダンカンが実は嘘をついているのか? 遺産を受け取るのに制限かけられたアーサーの養子 フィリップ・ディングリーなのか? アーサーと電話をして声を聞いたと言っている グエンドリン・イエーツなのか? 誰もが、犯人とも考えられる。 そして、驚きの新事実も明らかになって・・・。 テカムス・フォックスも、なかなかに強引なやり方使いますな。ドルに負けず劣らず・・・。 でも、ドルよりは、「考えなしに」って感じはないか。 で、結局、この、ティングリーの会社は、買収されたんだろうか?どうなったんだろうか?
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「レックス・スタウト」の長篇ミステリ作品『苦いオードブル(原題:Bad for Business)』を読みました。 「コリン・デクスター」の『カインの娘たち』に続き、懐かしいハヤカワポケミス(ハヤカワ・ミステリ、HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOK)版です。...
「レックス・スタウト」の長篇ミステリ作品『苦いオードブル(原題:Bad for Business)』を読みました。 「コリン・デクスター」の『カインの娘たち』に続き、懐かしいハヤカワポケミス(ハヤカワ・ミステリ、HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOK)版です。 -----story------------- 老舗食品会社は揺れに揺れていた。 看板商品である瓶詰オードブルへのキニーネ混入事件が続いたのだ。 苦くて食べられない製品に、評判はがた落ち。 しかもその騒動のさなか、今度は社長が殺される。 第一発見者は、キニーネの件を調査してい「たエイミー」。 女性探偵「ドル・ボナー」の事務所で働く新人の彼女は、あまりの事態に動転し、偶然知り合った「テカムス・フォックス」に助けを求めた。 名探偵として鳴らす「フォックス」は、彼女を窮地から救うべく、ニューヨーク中を駆けまわる。 巨匠「スタウト」が生んだもうひとりの名探偵「テカムス・フォックス」颯爽登場。 ----------------------- やっぱり、憧れのこれっ ですよねっ、、、 小口と天・地が黄色に染めてある、懐かしいハヤカワポケミス版… なんだか、持っているだけで嬉しい感じです。 名探偵「テカムス・フォックス」シリーズの第2作目にあたる作品… 「レックス・スタウト」作品を初めて読んだので、もちろん、本シリーズも初めてです、、、 1930年代後半から1940年代前半のニューヨークを舞台に描かれた、ちょっとハードボイルドっぽい印象のあるミステリ作品でした。 オードブルの缶詰を作っている老舗企業ティングリー・ティットビッツ社製の缶詰にキニーネが混入される事件が起きた… 調査の依頼を受けたボナー&ラフレー探偵事務所の新人女性探偵「エイミー・ダンカン」はティングリー・ティットビッツ社を買収しようとしているP&B社の副社長「レナード・クリフ」を調査していたが、「エイミー」の伯父でもあるティングリー・ティットビッツ社の社長「アーサー・ティングリー」の指示で事件の調査から外されてしまう、、、 しかし、その後「アーサー」から力を借りたいという電話があり、オフィスに行ってみると「アーサー」が喉を切られ、血の海の中で死んでいるのを発見… さらに、その場で「エイミー」は何者かに殴打されて気を失ってしまい、意識が戻ったのちに慌てて自宅に戻り、探偵「テカムス・フォックス」に助けを求める。 「エイミー」に好意を抱いていた「フォックス」は、「アーサー」の殺害事件と、殺人事件に関係すると思われる缶詰へのニキーネ混入事件の真相を探るため、早速、捜査に乗り出す、、、 「エイミー」が「アーサー」の死体を見た前後にティングリー・ティットビッツ社のビルに入った、もしくは近くにいた人物… P&B社の副社長「レナード・クリフ」、メトロポリタン・トラストの社長「ガスリー・ジャッド」、そして「アーサー」の養子「フィリップ・ティングリー」が容疑者として浮上するが、それぞれが別な理由があって、ティングリー・ティットビッツ社に行ったことを否定しますが、「フォックス」は事件の背景となった人物の隠された相関関係(親子関係)等を徐々に明らかにして真相に近付きます。 この三人のうち真犯人は誰? とミスリードされつつ、実は社内(部下)に真犯人がいたという展開でしたね、、、 自分たちで育て上げた会社を護りたいが故の犯行だったとは… 意外な人物が真犯人でしたが、ティングリー・ティットビッツ社の製造責任者「G・イェーツ」の証言は疑わしい感じがしていたんですよね。 1940年代という古き良き時代… ノスタルジックで小粋な雰囲気に浸りながら読めたので、現実逃避できて良かったな。 以下、主な登場人物です。 「テカムス・フォックス」 探偵 「エイミー・ダンカン」 ボナー&ラフレーで働く新人女性探偵 「トル・ボナー」 エイミーの上司 「アーサー・ティングリー」 ティングリー・ディットビッツ社の社長 「フィリップ・ティングリー」 アーサーの養子 「ソール・フライ」 ティングリー社の営業部長 「G・イェーツ」 ティングリー社の製造責任者 「キャリー・マーフィー」 ティングリー社の従業員 「レナード・クリフ」 P&B社の副社長 「ガスリー・ジャッド」 メトロポリタン・トラストの社長 「ナット・コリンズ」 弁護士 「ジョゼフ・デーモン」 ニューヨーク市警察の警部 「スキナー」 地方検事
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現代だったら「苦いオードブル」は大問題になるだろうにw 古き良き探偵小説だなぁ。 ロマンスのもっていき方にも時代を感じる。 いろいろとのんびりしてますよ。
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