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プレイバック1980年代 文春新書
979円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/文藝春秋 |
発売年月日 | 2006/11/18 |
JAN | 9784166605392 |
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プレイバック1980年代
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商品レビュー
4.3
7件のお客様レビュー
新書のようなまとめ的長さの本では、案外著者の“本音“が浮かび上がるものである。 典型的な、「私は関係ないものね」の傍観的態度。実際に年齢的にも関係なかったのだろうが、簡単に決めつけてしまう“軽率さ“が文中にある。 海外の反核運動とか国民の活動を結構冷ややかに見ていて、ある種国家権...
新書のようなまとめ的長さの本では、案外著者の“本音“が浮かび上がるものである。 典型的な、「私は関係ないものね」の傍観的態度。実際に年齢的にも関係なかったのだろうが、簡単に決めつけてしまう“軽率さ“が文中にある。 海外の反核運動とか国民の活動を結構冷ややかに見ていて、ある種国家権力主義的な面に正しさを感じているようで、中曽根氏に対する妙なシンパシーなんかもそうなんだけど、この程度でヨーロッパとかの政治の流れを理解分析できるのかと思ってしまう。 思考の文化を揶揄する形でミーハーとあらわす文章は、自身が意識しているかは別に、80年代バブル世代の軽薄短小さを体現していると感じる。
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今現在の様々な現象のルーツが80年代にいくつもあり、政治、国際関係など、今の事象の理解を深める役にたつ。それぞれの事件や出来事に、自分のその頃が重なるので、なつかしい気持ちもいっぱい。
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戦後政治史・資料補完計画のため再度読み直しを実行。著者の村田(晃嗣)氏と言えば、国際政治やアメリカ外交についてのリアリスティックな論評に定評があるが、本書で見てとれる通り語り口はいたって軽妙で自然と頁が進む。 表題の1980年代と言えば、昭和の終わりの時代であり、また平成の始まり...
戦後政治史・資料補完計画のため再度読み直しを実行。著者の村田(晃嗣)氏と言えば、国際政治やアメリカ外交についてのリアリスティックな論評に定評があるが、本書で見てとれる通り語り口はいたって軽妙で自然と頁が進む。 表題の1980年代と言えば、昭和の終わりの時代であり、また平成の始まりに連なる時代である(日本人にとっての方が「短い20世紀」の表現がしっくりくるに違いない)。平成生まれの自分ではあるが、どちらかというと80'sとしてのアイデンティティを有している気がしてならない(村上(春樹)さんの著作がこの時代に始まったとなれば、尚更興味が深まる)。だからこそ、手にとったと言っても過言ではない一冊である。もっとも、本著は政治史に特化したわけでもなく広く社会史にも言及され、80年代を概観するのにもってこいの良書である。
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