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北の街にて ある歴史家の原点 MC新書
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北の街にて ある歴史家の原点 MC新書

阿部謹也【著】

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北の街にて ある歴史家の原点 MC新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 洋泉社/洋泉社
発売年月日 2006/08/21
JAN 9784862480613

北の街にて

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商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2010/07/07

[ 内容 ] 多くの読者を魅了し続ける著者の学問研究の原点には、小樽での研究と思索、留学先だったドイツ生活、そして西順蔵氏との出会いと別れがあった。 12年にわたる北の街での生活から、代表作『ハーメルンの笛吹き男』が生まれ、「自分の内面に深く関わる課題が学問の出発点」と語る著者の...

[ 内容 ] 多くの読者を魅了し続ける著者の学問研究の原点には、小樽での研究と思索、留学先だったドイツ生活、そして西順蔵氏との出会いと別れがあった。 12年にわたる北の街での生活から、代表作『ハーメルンの笛吹き男』が生まれ、「自分の内面に深く関わる課題が学問の出発点」と語る著者の研究姿勢も生み出された。 その後、著者は、世間、個人、差別と賎視などのテーマを日本の諸問題として捉え、多くの著作を通じて世に問う。 本書は、その原点を、著者自らが吐露した名著である。 [ 目次 ] 北の街へ 小樽の四季 ヨーロッパ中世遠望 人倫の厄 寮問題から学園闘争へ 鐘の音に聞くヨーロッパ ヨーロッパと日本 笛吹き男との出会い ゲッティンゲンの人々 編集者たち 差別と賤視 旅の記憶 「世間」の構造 日本における「個」のあり方 学ぶということ 遍歴学生の世界 北の街との別れ 西さんとの別れ [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted by ブクログ

2008/09/30

阿部さんは、なぜか気になる人で、これまでも何冊か読んできた。なぜ気になるのか。阿部さんにはつねになぜ学問をするのか、なぜそのテーマなのかという問題提起があり、自分の学問と人生を結びつけて考えようとする姿勢がある。これは今の研究者たちにはあまりないもので、まずそこで引きつけられるの...

阿部さんは、なぜか気になる人で、これまでも何冊か読んできた。なぜ気になるのか。阿部さんにはつねになぜ学問をするのか、なぜそのテーマなのかという問題提起があり、自分の学問と人生を結びつけて考えようとする姿勢がある。これは今の研究者たちにはあまりないもので、まずそこで引きつけられるのだろう。さらには、その交友も、のちに「世間」と「世界」論に発展したように、学者たちよりも山岳部の学生たち、一般の人々との間に培われたものである。大学の学長を二期を務めながら、大学だけにとどまらない活動にも魅力を感じる。本書はその阿部さんが大学を出た後、12年をすごした小樽の街、小樽商科大学の教員や学生との交友、さらにはドイツ留学での、ドイツの人々との思いで、その後の研究の出発点となったハーメルンの笛吹男の問題の発見等について語ったものである。本書を読んでいくと、ぼくが今の大学にきたころの熱い先生たちのことが思い出される。

Posted by ブクログ

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