プリムローズの「ヴィオラ奏法」

デヴィッドドールトン【著】, 筒井雪路【訳】, 筒井はるみ【監修】

• 販売会社／発売会社: 音楽之友社/音楽之友社
• 発売年月日: 2006/06/30
• JAN: 9784276140608

商品レビュー

2009/05/10

ヴィオラの世界では神様のようなスタープレイヤーであるプリムローズの「ヴィオラ奏法」。録音で聴ける限りでは、最古のヴィオラのヴィルトゥーゾって感じです。
生前から「ハイフェッツに弾ける曲なら、すべてヴィオラで弾いてやる！」と言っていたそうですから、大変な技術の持ち主であることがわかります。
ヴィオラの持ち方から、奏法におけるヴァイオリンとの違いであったりと大変細かく、写真付きで説明してあるのでとてもわかりやすいです。自分も初めてヴァイオリンから持ち替えるときに、この本を読みながら試行錯誤していきました。
ただ、録音を聴くとプリムローズの音や奏法はかなり独特のものなので、すべてを鵜呑みにして良いのかどうかはわかりません。なので弾きながら自分で考える、一つの判断材料にできればいいでしょう。