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英語で読む!日本の歴史を決めた公文書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京書籍/東京書籍 |
発売年月日 | 2006/08/07 |
JAN | 9784487801435 |
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英語で読む!日本の歴史を決めた公文書
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幕末の開国からポツダム宣言までの、歴史の教科書に出てくるような有名な条約の日英対訳と背景解説の本なのだが、印象深かったのは黒船ペリーと江戸幕府の間で締結された日米和親条約。 鎖国で太平楽をむさぼっていた日本が黒船の軍事力で開国を迫られ、不平等な条件の条約を結ばされた、という漠然...
幕末の開国からポツダム宣言までの、歴史の教科書に出てくるような有名な条約の日英対訳と背景解説の本なのだが、印象深かったのは黒船ペリーと江戸幕府の間で締結された日米和親条約。 鎖国で太平楽をむさぼっていた日本が黒船の軍事力で開国を迫られ、不平等な条件の条約を結ばされた、という漠然としたイメージがあるが、一つ一つの条文を見ると、そうした紋切り型の理解では当たり前ながら状況の一部しか見ていないことが伝わってくる。 例えば、アメリカの艦船が日本で薪や水などの補給を受ける時には必ず役人を通し、民間人と勝手に取引してはならない、と米国に要求している(Wood, water, ...and goods required, shall only be procured through the agency of Japaneses officers appointed for that purpose, and in no other manner. 薪水、食料・・・・欠乏の品求る時には、其地の役人にて取り扱うべく、私に取引すべかざる事)。 英語の条文が19世紀半ばにはほぼ現代の表現で書かれていることもさることながら、それ以上に「外国人の徒な浸透を阻止する」という当時なりの自国の権益のための条項を外国に要求し、受け入れさせ、その履行をモニターできるだけの行政機構が存在していた、というのも当たり前のようでいて意外と新鮮なものである。 明治期の急成長もこうした江戸期以来の基盤の上に実現したのだろうな、というようなことを考えた次第。
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