ガラシとクルピラ こどものとも世界昔ばなしの旅Ⅱ

陣内すま【文】, ヴァンペレーラ【絵】

• 販売会社／発売会社: 福音館書店/
• 発売年月日: 2005/09/10
• JAN: 9784834021172

商品レビュー

2021/04/13

絵本で世界を学ぼう
で
紹介された本。
本書で５９冊目だ。

この絵本ははどこの国のだろう？

ベネズエラの絵本に登場する人たちとも似ている。
女性も上半身には何もつけていない。
暖かい国なのだろう。

絵は線画で黒いペンで描かれている。

ガラシは男の子の名前の様だ。
ガラシは、アマゾンがわの　ほとりに　
すんでいます。
とある。

クルピラは森の精？神？主？

アルマジロも出て来た。タツーと言うようだ。
チャンゴだったか、楽器を思い出した。

クルピラは、雪男のジャングル版で森男、ジャングル男と言ったところだろうか。

作者はどちらも、ブラジルのマナウス市在住と奥付にある。
その界隈に伝承のお話だろうか？

本書でも世界を学ぶことが出来た。　

2012/02/17

ガラシはアマゾン川のほとりに住む少年です。
自分も父さんと一緒に狩りに行きたいと言うガラシに、
父さんはクルピラのことを教えます。
ジャングルの木々や動物たちを守る不思議な存在、それがクルピラなのです。
ある日、狩りに行く大人たちを追いかけてジャングルに入ったガラシでしたが、
途中で大人たちを見失ってしまいます。
その時ガラシはタツー（アルマジロ）の子供を見つけて捕まえようとします。
すると、どこからか口笛の音が聞こえてきて、
地面には奇妙な足跡ができていました。
恐ろしくなって逃げ出したガラシの目の前に現れたのは
…なんとクルピラでした。

ブラジルのアマゾナス州在住のお２人による絵本。
森の奥から様子をうかがうクルピラなど、少し不気味な雰囲気も漂っていますが
黒１色で細かく描き込まれた絵はとても迫力があります。