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西洋哲学史 古代から中世へ 岩波新書
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西洋哲学史 古代から中世へ 岩波新書

熊野純彦【著】

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西洋哲学史 古代から中世へ 岩波新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 2006/04/20
JAN 9784004310075

西洋哲学史 古代から中世へ

¥1,188

商品レビュー

3.8

32件のお客様レビュー

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2010/05/28

 「古代から中世へ」…

 「古代から中世へ」とある通り、モダン以前までの哲学史。 正直いって、キツイ。ムズイ。その辺の新書より、明らかにムズイ。 ただまぁ、色々と参考にはなるかと。ある程度、哲学の素養がある人には、おもしろく読めるんだろうな、と思った。

文庫OFF

2025/12/08

 本書は印象的な引用についての言及から始まる。引用のない哲学史は「まるで、詩そのものを一行も引用していない、詩の歴史のようなものではないでしょうか」、と。本書はまさしく、手に取ってパラパラとめくるだけでも、全体の五分の一ほどが引用に充てられていることがわかる。それでも本書は、本文...

 本書は印象的な引用についての言及から始まる。引用のない哲学史は「まるで、詩そのものを一行も引用していない、詩の歴史のようなものではないでしょうか」、と。本書はまさしく、手に取ってパラパラとめくるだけでも、全体の五分の一ほどが引用に充てられていることがわかる。それでも本書は、本文250ページに対して各章17ページほどの15章で構成されており、紀元前6世紀から西暦1500年という2000年にわたる期間の思想史をその根本的な特徴を捉えながらも全く窮屈さを感じさせることなく、核となる哲学的思考を生き生きと再現する哲学史である。  思考の原初に立ち返るかのように引用された文章を読み解く著者の筆致は、地の文と引用文との境目がなくなるほどにその哲学的思考へと分け入る。それは哲学史を読むということがすなわち哲学であることをじかに体験させるものである。新書という分量の制約の中で引用されるテクストは思考の核となるものを取り出し、読者が実際にその引用されているテクストを自ら読みたくなるようなものであり、優れて哲学入門的である。  本書の哲学史的配慮は単に時系列の哲学史的叙述ではこぼれてしまうようなテクストそのものの伝承へと読者の注意を向けることにも表れている。ポルピュリオスを注解するボエティウス、そしてボエティウス自身の『デ・ヘブドマディブス』の後世への影響、あるいはエリウゲナによる偽ディオニュシオス文書の再評価、それからアフロディシアスのアレクサンドロスの能動知性に関する省察など、枚挙にいとまがない。先にも述べたゆったりとした叙述の中に、読者自身が哲学史へと分け入ればぶつからなければならないテクスト同士の関係へとそれとなく注意を促しているのである。  本書は各章が短い紙幅に限られるからといって、重要な個所を通り過ぎるということもなく、むしろアンセルムスやトマス・アクィナスの神存在証明については従来にない十全な仕方で問題の所在を浮き彫りにしている。中でも印象的なのは、一方で記述が集中しがちなプラトンやアリストテレスは従来の哲学史ではあまり引かれることのないカルミデスや自然学の簡潔な引用から成り、他方で古代懐疑論の10のトロポスについては従来の哲学史では考えられないほどにくっきりとその議論が提示されていることである。見事に凝縮された叙述を通して読者はそれぞれの哲学の思考の核に触れることができるのである。  本書が哲学史を通した哲学入門であることはここまで指摘したことから判明であるが、それだけではない。本書は日本の哲学史研究の精華を紹介していることにも特色があるのである。何よりも印象的なのは井上忠『パルメニデス』であろう。もちろん原典の生き生きとした引用を通して原典そのものへと招かれることは間違いない。しかし同時に哲学史研究の精華を読み解くことへとも招かれているのである。哲学に興味を持ったなら避けて通れないテクストを提示しながらも、純粋に哲学に興味を持つ読者に哲学の喜びを抱かせる本書は、繰り返し手に取りたくなる珠玉の哲学史である。

Posted by ブクログ

2025/10/04

哲学をきちんと勉強してみようと思いまずこちらに…しかしながら哲学初心者にはもっと基礎的知識が必要だったかも。 ただ、今ある哲学がさまざまな流れ、曲折を経ているのだということがよく分かったので他の易しい哲学書を読みつつ続編に臨みたい感じ。

Posted by ブクログ